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  1. 長泉町議会 2000-03-09
    平成12年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日: 2000-03-09


    取得元: 長泉町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                午前 10時00分 開議 ◯議長遠藤日出夫) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。   ──────────────────────────────────────── 2 ◯議長遠藤日出夫) 本日の議事日程はお手元に配付してありますので、御了承願います。   ──────────────────────────────────────── 3 ◯議長遠藤日出夫) 日程第1.諸般の報告をいたします。  本日、経済建設委員会が開催され、遠藤昭三委員長の辞任が許可となり、委員長の互選が行われ、下山登議員委員長と決定されました。これにより副委員長が欠けましたので、副委員長の互選が行われ、青島康夫議員が副委員長と決定されました。  次に、本日議会運営委員会が開催され、遠藤昭三委員長の辞任が許可となり、副委員長の互選が行われ、関知典議員が副委員長と決定されました。  次に、議会改革特別委員会が開催され、遠藤昭三委員長の辞任が許可となり、副委員長の互選が行われ、関知典議員が副委員長と決定されました。  以上、御報告といたします。   ──────────────────────────────────────── 4 ◯議長遠藤日出夫) 日程第2.これより一般質問を行います。  質問者に申し上げます。質問の内容により、答弁者及び答弁者の順序が質問者の希望より異なることがありますので、御了承を願います。   ──────────────────────────────────────── 5 ◯議長遠藤日出夫) 質問順位1番。  質問内容1.さわやかな環境衛生をめざす問題点      2.施政方針  質問者古谷健次議員。10番。 6 ◯10番(古谷健次) おはようございます。一般質問の最終、3日目のスタートを切らせていただきます。よろしくお願いいたします。  通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。
     第1番目としまして、さわやかな環境衛生を目指す問題点について、随時質問をさせていただきます。  その1としまして、黄瀬川流域、場所の指定をしますけれども、牛が淵の箇所でございますが、ごみ処理の対応についてであります。  現実の問題としまして、地球規模といいますか、全世界から環境汚染が既に始まっているという専門家の警告が発せられている今日であります。環境ホルモン地球温暖化、また核の脅威、ダイオキシン問題などの汚染などが、本来あってはいけない生物の生態系の存続や、人類の生存権まで脅かされている現状であります。  そんな中で、私どもが今行おうとしていることは、地球大からすれば小さな行為かもしれませんが、目をそらしていけない重要な課題であると思うわけであります。生活の中で、また地域の中で、身の周りから環境衛生という基盤整備やモラルの啓発を実践することであると確信をしているところでもあります。  そこで、お伺いしたいのは、この牛が淵の箇所で浮遊しているといいますか、発泡スチロール、ペットボトル、ビニール等、また流木その他含めまして、非常に見るに見かねる現状であります。この場所は、隣に北中学校もございますし、もう少し行きますと小学校、またもう少し上へ上がると長泉高校もあるわけでございますが、子供たち教育環境の地域内でもあり、観光的にも景勝として我が町も誇りとしている場所でもあります。何とか、このごみの処理をしてほしいという住民の声が、今に始まったことではないわけでありまして、手をかさないわけにはいかないのが現状であろうと思うわけであります。  そこで、お伺いしたいのは、河川管理者の対応は、どのように考え、受けとめているのか、町当局としての把握をお伺いしたいということと、もう1点、町としての取り組みは、どのように今までしてきたのか、その経緯、取り組みの対応、どうであったのかをお伺いしたいと思います。もちろん、黄瀬川は1級河川でありますし、県の管理下にあるということは知っておるわけですけれども、清掃に対する実施の有無は、今まで県の方があったのかどうかなのか、その点も含めてお伺いをいたします。 7 ◯議長遠藤日出夫) 土木建築課長。 8 ◯土木建築課長瀬戸利満) 質問にお答えします。   御質問者のこの箇所は、御質問者が言われるとおり、1級河川として県が管理、現実に管理しているのは県の出先である沼津土木事務所です。それで、いろいろと御質問を受けまして、管理者である沼津土木の考えを聞いてまいりました。  県の考え方としましては、こういう大きな1級河川、管理責任者としては、川の流れに支障を及ぼす危険な漂流物が流れている場合は、県がやりますと。具体的には、台風時に大きな流木が流れて、それが川の流れを阻害しているとか、そういうものの除去。それとか大量の土砂、それらにより川の流れをやはり阻害しているというようなことは、しゅんせつ工事として、管理者として行いますと。それと、護岸を整備してない危険なものがあるよと、そういうような箇所で、川の流れ自体に本来支障を来す場合は、管理者として当然やっていくというような考えです。  したがいまして、今御指摘のごみですか、上流から流れてくるごみだとか、現場で捨てられたごみ、定かではございませんけれども、そういうものは、ぜひ管理者はそういう考えであるので、地域住民のいわゆる環境に対する理解だとか、ごみを出さないような運動なり、川へ捨てないようなことで対応してほしいというような河川管理者の考えでした。  以上です。 9 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 10 ◯10番(古谷健次) 今、県の方の対応を聞かせていただきました。  それでは、町の方はこれを今までどのような対応、処理をしておいでになったのか、その点についてお願いします。 11 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 12 ◯生活環境課長飯田昌義) 古谷議員の御質問にお答えします。  河川管理者の中、県が河川管理者になるわけですけれども、そこを町としてどういうふうにしたかというような、今、御質問ですけれども、過日、私が過去の中で携わったことにつきましては、町の現業職員が、一部できる範囲でふちの外周りといいますか、届く範囲の中で取った経過は今まではございます。  以上でございます。 13 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 14 ◯10番(古谷健次) 今の担当課長の町の方の対応、できる範囲で取っておいでになったということでございますので、さりとてそれでよかったのかなというと、非常に疑問を感じるわけであります。現にこの箇所、どうでしょう。課長、現地確認をしていらっしゃったと思いますけれども、見ての感触はいかがなものでございましたでしょうか。 15 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 16 ◯生活環境課長飯田昌義) お答えいたします。  今問題の牛が淵ですけれども、先日も見てまいりまして、左岸の方にもビニール類といいますか、そういうものが竹とかアシとか、そういうものの中で付着していると。今問題の牛が淵の方ですけれども、これは右岸の方になるわけですけれども、これは町道の方から動作的に乗りおりができるような部分があります。先ほど言いました左岸の方は、とてもおりられる状況ではありません。はしごもないし、タラップもついてないわけです。  したがいまして、左岸の方にはおりられない。右岸の方からは、今言いましたように、町道の方から乗りおりができるのかなと。そして、そのふちの周りですけれども、ふちのところですから当然水流が迂回といいますか回っているわけです。おり口というか滝つぼみたいになっている部分で浮遊しているということで、岸の方から届かない部分が相当あるということで、そこへ行くには何かの方法をとらなければ、そこの浮遊物は取れないだろうというような形で確認をしてございます。  以上でございます。 17 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 18 ◯10番(古谷健次) 今の担当者課長さんには失礼ですけれども、御返事をいただいたところでございますが、そのような非常に大変な場所への浮遊物の流れ、たまっていると、そういう現状であります。  それで、私が思う対応策といいますか、こんなふうにぜひ対応していただきたいなということがあります。  これは、やはり一般人がその処理に当たる。よく今、町の清掃の日としては、第1日曜日が清掃日という形で、全町挙げて美化運動、掃除をさせてもらっているわけですけれども、なかなか地域の協力、またそういったものでは難しいのかな、そういうふうに思っております。これはいっそのこと、消防署への協力を願って排除すべきかなと。当然、これには泳いでいくわけにもいきませんので、災害救助の機材等、消防署、装備していらっしゃると思いますが、訓練を受けた職員がおいでになるはずでありますので、そういったところからの援助をどうしても必要なのかなと、そのように私は思うわけですけれども、そこら辺についてはいかが考えていただけるかお伺いをしたいと思います。 19 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 20 ◯生活環境課長飯田昌義) 質問者から質問をいただいた中で、これも先ほど申しましたけれども、とても一般の方ですと、なかなか先ほどの牛が淵のごみ処理は取れないということで、提案といいますか、御意見をちょうだいした中で、消防署とも当然私ども打ち合わせをさせていただきました。  いずれにしましても、御承知のように、毎年4月に近隣住民あるいは町の職員のボランティア活動として、中小河川を含めた中で河川清掃を毎年行っております。そういう中で、ボランティア的な形の中で、今の場所、非常に特殊な場所でありますんで、そういう専門的といいますか、ある程度の知識を持った方、機材等持った方にその場所をお願いできないかなということで、今事務レベル打ち合わせをしているというような状況であります。  以上でございます。 21 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 22 ◯10番(古谷健次) よろしく進めていただきたいと思います。そのとおりだと私も思います。  そこで、そんな形で、事務レベルでの依頼を受けて、消防署がどう判断されるかわかりませんけれども、嫌だよということはおっしゃらないと思いますが、どのようなお考えでおいでになりますか。 23 ◯議長遠藤日出夫) 消防長。 24 ◯消防長(加藤明己) ただいまの古谷議員の御質問ですけれども、業務とすれば、消防業務消防組織法第1条で定められている業務を遂行していくということで、もちろん現場への災害対応の出動と、それからそれを遂行していくための訓練ということがありますけれども、今の御質問の中での出動は、できませんということになるわけです。それ以外のことということだろうと思いますけれども、それは生活環境課長が言ったとおりのことで、私からはそれ以上のことは申し上げられないということで、御了解いただきたいと思います。 25 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 26 ◯10番(古谷健次) そういうことだと、私も、消防署もそうしてもらいたいよという意向を言っているわけではありませんので、今の消防長おっしゃったように、訓練という形でお受けになった場合にはできる可能性もあるよ、できるよというふうに私はとったわけですけれども、その点についてはいかがなものでございましょう。 27 ◯議長遠藤日出夫) 消防長。 28 ◯消防長(加藤明己) 訓練は、いろいろ訓練の方法、それから目的があるわけですけれども、そういったことは業務の中で計画を立てていくということで、それがどの場所でどういうふうにしていくかということは、ある程度担当者を交えての訓練計画の中で行っていくと。今のようなお話があればどうなのかということは、それはあくまでも目的遂行のための訓練ということで処理をしていかなきゃならないというふうに考えています。 29 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 30 ◯10番(古谷健次) 難しい言い方をしてもあれだから、私は余り受けとめ方が鈍感なものですから、端的に言わせてもらって、今の目的遂行のための訓練のスケジュールの中に入れればやれるよという、そういうことで受けとめていいわけですか。もっと端的なのは、やれるのかやれないのかを早いとこ言ってもらいたいよということです。どうでしょう。 31 ◯議長遠藤日出夫) 消防長。 32 ◯消防長(加藤明己) 今の古谷議員の御質問の中での出動ということは、できないということでございます。 33 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 34 ◯10番(古谷健次) できないそうです。これはなかなか難しいことで、実際今まで、確かにあそこの場所を見てみますと、大変なところ。今まで私が承知している中でも、あそこで2人、今の訓練じゃなくて実務で、災害救助という形であそこへ入った形跡が、私は2度承知しています。子供さんが滝つぼへ落ちて御依頼があったと。当然機材、いろいろなものを出動して担当してくださった経過があって、一般的には非常に無理かなと、そういうふうに私は思うんです。  そういう中での、何とかあそこのごみを処理するには、それ以外にはないだろうとそう思っているんです。今、消防長はできない、基本的にはできないと。だから、できる方法はあるのかなとお尋ねしたんですけれども、それもできない。訓練でもできないって、訓練を指揮するのはだれがやるんですか。訓練の計画を立てるのは。 35 ◯議長遠藤日出夫) 消防長。 36 ◯消防長(加藤明己) 訓練を実施させるのは、私が実施させます。  今の一般質問の内容と、訓練の内容とは基本的には違うわけですから、今の一般質問の中での出動はできないと。こちらでは、訓練を実施する、その想定に基づいての出動はできるということでございます。 37 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 38 ◯10番(古谷健次) 一般質問の中で、要するに、そういった、今環境衛生の観点からあそこのごみを排除したいよということで、目に余って、何とかこれは、私どもがどうしろこうしろという立場じゃありませんけれども、1つのルールに従って、ごみ処理という観点からお願いしたいよという町民の声が上がっていると。それで、先ほど述べたように、いろいろな条件が今のままで放置していると感じられると。それを事務レベルで折衝を受けて、それで訓練の中に入れないという、そうするとどうなんですか。今、その前の生活環境課長事務レベルでお願いしているよということは、お願いしているけれども、できないということでいいんですか。 39 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 40 ◯生活環境課長飯田昌義) お答えいたします。  現実的に今、いろいろな形で処理の方法があろうかと思います。先ほど、今質問者がおっしゃいましたように、訓練の中の位置づけ、あるいはボランティア活動の中の位置づけ、いろいろな方法があろうかと思うわけです。そういう中で、事務レベルでどの方法ができるかどうか、そういうものを具体的な問題として、今、事務レベルで詰めているということで、御理解を願いたいと思います。 41 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 42 ◯10番(古谷健次) それは事務レベルの段階でやってくださること。また、住民とすれば事務レベルとかそういった見えない部分は、確かにそれはあろうと思いますけれども、要するに排除していただきたいよと。その目的遂行のためにはどうしてもらえるのかねということをお願いしているわけですから、事務レベルでどうだとか、訓練ならできるけれども、そういったような現状ではないよ、ごみだけの処理で終わりでも困るよと、そんなことを言われても、要するに関係ないわけですよ。  ただ、あそこの場所がそういった場所でなくて、一般的にもそうですよ。河川の清掃でも何でも、住民が簡単にできるものは、ボランティアの地域の活動でみんなできるんです。だけど、それができないということだから、だからお願いするというのに、なぜそれが事務的に処理ができないんですか。方法があると思うんですよ。それは専門家が考えてくれることですから、我々がどうああしろこうしろというスケジュールを、プランを練って提供する必要はないんですよ。そこら辺はどうなんですか。 43 ◯議長遠藤日出夫) 暫時休憩します。                午前10時23分 休憩              ─────────────────                午前10時25分 再開 44 ◯議長遠藤日出夫) 休憩を解いて会議を再開いたします。  生活環境課長。 45 ◯生活環境課長飯田昌義) 時間を超過して申しわけありません。先ほどの質問者にお答えしましたとおり、現実的に、一般の方ではその場所でごみを取るということはなかなか困難であるということで、したがいまして、それらにある程度対応できる人、先ほど質問者からもおっしゃられた部分があるわけですけれども、そういう方々にボランティア的に協力していただきながら、前向きに何とか取る方法を具体的に詰めているということで、御理解を願いたいと思います。  以上でございます。 46 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 47 ◯10番(古谷健次) ぜひ事務レベルで進めて、いい返事をお聞かせください。  それで、これは今始まったことではないことでありまして、先ほどからも言っているように、この後でいろいろな項目に分けて質問させていただきますけれども、取ったからそれで後はもう来ないよというものではないわけでありまして、一過性のものではなく、状況に応じては、また生活環境課の方で、事務レベルの段階でお願いしながら進めていくよう検討していただきたいと、そのように思います。よろしくお願いします。  次の項目に移らせていただきます。  これは全町、町内の河川のパトロール、環境パトロールとでもいいますか、そういったものの強化で、ごみ処理への対応を促進、強化をしていきたいと、その考えはどうかということであります。現在の現状把握とその対応策、また河川の流域パトロールの実施状況、そういったものについては、今どのように進めておいでになるのかお伺いをしたいと思います。 48 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 49 ◯生活環境課長飯田昌義) お答えいたします。  特に河川パトロール、ごみの対応というような御質問でございますけれども、御承知のように、町の一般河川のパトロール、こういうものは、私の方ではしておりません。先ほども申し上げましたけれども、町の職員あるいは河川の流域の住民の方々、こういうことをもとに、4月に毎年ボランティア的に河川の清掃ということを現状では行っております。  いずれにしても、今後河川について、特にごみが最近では非常に多い部分があるよというようなお話でございますので、通称ポイ捨て条例、清潔で美しい町づくり条例、この中へ関係指導委員という形で位置づけをしてございます。当然これ環境問題、いろいろな形の中で担ってもらうわけですけれども、こういう方に今後河川の部分についても監視といいますか、そういうものも見ていただくような形で、今後取り組んでみたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 50 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 51 ◯10番(古谷健次) 環境衛生の仕事いっぱいあると思います。御苦労だと思いますけれども、先ほどの課長おっしゃった条例に基づいて、御無理をお願いしながらやっていただく以外にないのかなと、そういうことでぜひ協力といいますか、お願いをして実施をしていただきたいと、そのように思います。  次に、移らせていただきます。  先ほどの牛が淵のごみの浮遊というか浮いている物の問題も含めてですけれども、非常に河川にごみが流れると。これは、そこだけじゃなくて、全国どこでもそんな傾向なのかなということで、いいとは言わなくても理解をするわけですが、黄瀬川の流域においても見たとおりであります。  そこで、当面は長泉町も1級河川として、ごみの問題が一番出てくる黄瀬川の流域、市町でごみを河川に流さない対応策の検討機関を設置していけないものかなと、そう思うわけです。それで、その場づくりを、今のところは長泉町が一番被害に遭っているのかなと、そのように思うわけですけれども、そのリーダーシップをとるべきであろうと。近隣への呼びかけをして、その防止策というか、ごみを出す、また処理についての意識高揚というか、先ほどちょっと言いましたけれども、モラルの啓発の先導をするべきじゃないかなとそのように思うわけです。  当然、近隣を含めてですので、いろいろな今、状況があろうと思いますけれども、先日も裾野の職員、また議員にも話をする機会がございまして、ごみの処理についての話になりました。そんなときに、こんな話が飛び出してきました。私も今どき何でこんなふうなのかなということで、真剣に疑問というか、そう思いました。かねて、長泉町と裾野とのいろいろな環境、人の生活状態、いろいろ考えるとそうなるのかなと思って、だけどやはりどこか違うなということで思っていたわけですけれども、実は裾野市が、隣の市のことを言っては失礼だとは思うんですけれども、その中の話だったものですから言っても差し支えなかろうと思うんですけれども、実際に分別収集を、裾野は長泉より相当広いものですから、その中で平成9年度に1地区だけが分別収集のモデル地区としてスタートをしたと。その翌年で2地区、その翌年、実際には平成11年度、現在が初めて分別収集を全市的に開始をしたんだよと、そういう感覚なんですね。沼津がごみの分別収集スタートだなんて今、大威張りで言っていらっしゃるようですが、実際には我が町がもうちょっと早くからしているということは、個人的には認識をしとったわけですけれども、裾野というところはいいところだなというか、いいのか悪いのかわかりませんけれども、そのような状況のようです。  そうしたら、川へごみが流れるのはどういうふうにするんだよというお話になりまして、何て返事が来るかなと思ったら、川は水の量も多くてたまるところがなくて、川へ流れればみんな下に下がるよと、そういう感覚でおいでになる。ましてや雨が降ればなと、山の上の練習場から水がどっと出てぱっとなくなっちまうよと、こういう感覚でおいでになる。これでは、たまるところは最終的には我が町の牛が淵かその下の鎧が淵。鎧が淵の方は私も定期的に見るんですけれども、たまっても流れやすいのか、たまってもちっと。あそこは地域の人もやっていらっしゃるのか、滝つぼはちょっと危険ですけれども、流れてくるごみの処理はそんなにいろいろな機材を出さなくてもできるところですから、そういう意味では管理していらっしゃるのかなと。割ときれいになった。鮎壷もしかりですけれども、そういう意味では牛が淵が非常に今のような現状だと。そういうことが耳に入ってくるわけです。  そうすると、御殿場はもっと何かやっているようですけれども、結局は下流に行くほど、沼津の方になると水量も多いしひっかかるところがないからすうっと流れて海へ入ると。要するに雨が降って川の水量が多くなれば流れちゃうよという発想なんですよ。それじゃあ、どこで取るのか、海へ持っていけばそれでいいのかよと。私、一番冒頭で言ったように、海へ持っていけば確かにそれがいいかもしれない。だけど、今いろいろなところで騒がれている環境汚染やいろいろな問題が、そういうささいな問題から来ているということは、徐々に浸透してきているというか、そういう中で事を発想すると、先ほど言ったように、小さなことでも言えるところの処理をやらなきゃいかんだろう、これはやっぱり人の道なのかなと、そういうふうに思っておるわけです。  そういうこと等々も含めて、町の、要するにこの黄瀬川の、この小ちゃなへりですけれども、やはり何かの運動を起こさないとよくならないというより、いけないのじゃないかと、そういうふうに思うわけです。また、そういうことも地域の人からも提案をされるわけです。そういう観点からどうでしょう。こういった問題についての取り組みをぜひ考えていただきたいということがお願いなんですけれども、どのようにお考えで受けとめていただけるか、お伺いをしたいと思います。 52 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 53 ◯生活環境課長飯田昌義) お答えいたします。  黄瀬川の本流でございますけれども、これは狩野川水系という位置づけになりまして、この狩野川水系の水質保全協議会、こういうものが現状では組織的にあります。長泉町は裾野長泉支部ということで位置づけがされております。  先ほど来お話の河川の関係でございますけれども、これは水質汚濁部分の関係から狩野川水系の保全協議会というのが組織されているわけですけれども、これは当然民間団体あるいは行政も入っておりまして、裾野長泉支部では67団体ということで組織がされております。この協議会の中で、年1回ではありますけれども、この黄瀬川について、河川清掃ボランティア的にしようということで、従来から何回か行っております。我が町につきましては、今の牛が淵の下の鎧が淵と、鮎壷の滝と、この2カ所を重点的に毎年ボランティア活動をしております。  こういう中で、ごみがかなり出てくるわけですけれども、そういう団体も当然ボランティア的に出ていますので、ごみが上流から流れてきて、下流ではこういう問題があるというのは承知しているのではなかろうかなというふうに思っておるわけですけれども、これからはこういう協議会の総会時、そういうものに改めて下流域ではこういう問題がありますよというのを我々としても提言もし、発言もして問題提起として上げていきたいと。  また、もう一つでは、東部広域都市づくり研究会、こういうものが組織されていると。これは3市5町ということで、大きな枠組みになりますけれども、こういう中でも、こういう地球規模でのごみの大きな問題がありますけれども、現実的には、下流域ではやはりこういうごみの問題が起こってますんで、上流ではやはりポイ捨て等そういうものも気をつけるような気配りをしてもらいたいということで、今後もそういうことで発信をしていきたいというふうに思っているところでございます。 54 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 55 ◯10番(古谷健次) ぜひそういう機会を利用しながら、ぜひリーダーシップをとりながら、モラルの高揚、啓発というか意識高揚といいますか、積極的にお願いしたいと、そのように思います。  次に移らせていただきます。  これも河川の問題ですけれども、従来から渇水期、要するに雨の少ないときに、市街地の河川に水が流れることとなっているはずなんです。これは、私が議員になってすぐで平成2年か3年くらいのときに、やっぱり町民の方から生活雑排水が河川に流れるんで、それがたまって悪臭を発生する、蚊が出るという等々で非常に不快を訴えておいでになった。そのころに、議会で何とか水を流してもらいたいよという質問を要望させていただいて、これから流そうよということで御返事をいただいて、一時は流れておりました。最近というか、そこから私も余り声がかからないものですから、当たり前だと思っておったんですけれども、また、そういう話も出てきました。今の時期はまだこういう寒い時期ですからあれですけれども、渇水期が、田に水が入るようになればまた様子が変わるのかなということもありますけれども、現在のところどのような、今、町の方で対応し、現状を判断しておいでになるのか、その実態把握と判断の取り組みといいますか、お聞かせを願いたいと思うんです。  これにつきましては、河川管理状況といっても、河川がどこでもだれでもというわけにもいきませんし、当然農業用水としての利用面もありますし、防火用水としての利用面や生活排水の希釈水としての利用状況もあろうと思うわけです。その水路も黄瀬川以北はそんなに聞かないわけで、黄瀬川以南といいますか、特に町内の中央部、ここら辺から話が来るわけです。それには、河川も久保田川や松川、門の川等々、細くなっていけば毛細血管のようにあっちこっちめぐっていくわけですけれども、いろいろあろうと思いますけれども、その各部署ごとの、今の現状把握と対応についてお伺いをしたいと思いますが、お願いいたします。 56 ◯議長遠藤日出夫) 産業課長。
    57 ◯産業課長(稲垣広茂) お答えいたします。  黄瀬川の取水している大堰水系につきましては、渇水期に黄瀬川の水位が下がりますと、芦ノ湖水利組合事務局(裾野市)へ連絡いたしまして、芦ノ湖の水を許容の範囲で黄瀬川へ放流してもらい、取水の確保を図っております。大堰水系につきましては、穴堰水系と今堰水系に分かれており、納米里、上土狩以南の小河川に至るまで、非かんがい期でも、生活の希釈水として利用できるように対処しております。  水路改修工事に伴います水どめ等がある場合には、地域住民の迷惑を最小限にするため、水どめ調整会議を年度当初に開催し、同水系の重複する工事につきましては、工期の短縮を図り、非かんがい期の生活希釈水の確保に努めております。  それから、非かんがい期の生活用水の確保等につきまして、平成11年11月の上旬に大雨が降りまして、黄瀬川の大堰水門の取水口付近に大量の土砂が堆積してしまいまして、取水が困難となりました。またそれと同時に、水量を調整する頭取口、堰が一部破損したため、水が下流に漏れてしまい、この状況では今後水不足が心配されるという状況でありましたので、早急に大堰土地改良区の役員と芦ノ湖水利組合の水配人に集まってもらい、いろいろ協議した結果、裾野市に出向いて現状をお話ししまして、何らかの対策はないかという相談をしたところであります。このとき裾野市の担当課で、やはり河川、堰等が被害を受けまして、改修工事の計画があるというような話を聞きました。  今回の大堰の土砂のしゅんせつと頭取口、堰の改修について、裾野市で一部補助をいただけることになり、申請をしまして承認を得ました。それで、工事について、残りの事業費については、大堰土地改良区の予算で工事を行いまして、年内に土砂のしゅんせつと頭取口、堰の改修を完了したところであります。年末年始を迎え、生活雑排水の希釈水と防火のための水路の確保ができましたことは、大堰役員の皆さん、関係者の力強い応援と、裾野市の御理解というようなことでできたわけです。今後についても、生活用水等の確保に十分努めていきたいと思います。  以上です。 58 ◯議長遠藤日出夫) 消防長。 59 ◯消防長(加藤明己) 今、防火用の河川の流水のことですけれども、それは産業課との協調によりまして流水の調整をしているということで、支障のないように行っております。 60 ◯議長遠藤日出夫) 産業課長。 61 ◯産業課長(稲垣広茂) 済みません。もう1点。  この中で、地域の状況という中で、やはり大堰以南のかんがい期、または非かんがい期での管理については、産業課の方で水門の管理調整を行っております。今、雑排水、それから防火用水等についても、その辺、水利関係について今後も通水、または増水ができるように努力していきたいと思います。  それから、場所によってはなかなか勾配がとれない場所、流れの悪い箇所になると思います。そういう箇所についても担当課と十分調整しまして、改良できるところは改善して、生活用水または雑排水等の確保、または希釈水としての利用等に努めていきたいと思います。  以上です。 62 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 63 ◯10番(古谷健次) 今の御答弁があったように、まだ不備な点があることは私も承知しており、これはずっと以前からそんな問題ばっかりよく出てくる場所でありますので、その対応策は十分承知していらっしゃると思いますので、毎年毎年同じような話ではなくて、やはりある程度の計画を立てていただいて取り組んでいただきたいなと、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。  今担当課の方で、水量の増水、要するに水量をふやしたり、そういったこともこれからまた取り組んでいくということですから、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それで、もう1点ですけれども、上土狩の区画整理事業が長い間かかったわけですけれども、その期間中、特に河川工事中を含めて水がとめられた時期がずっと続いた時期もありました。それに伴い、またその後も河川工事、その下流等の河川工事等で一部水が流れない時期もあったりしておりました。これは、川の中の生態系というと、またちょっと話が大きくなりますけれども、なかなかいいのかなという嫌いもありますし、さっきの3項目に分けてのことを考えれば、やはり流れ出た方が一番いいんであって、何とかしてもらいたいよ、そういう要望の中で、今後も改修工事等が行われるわけですけれども、その際に、場所によっては河川の片側を水を流すとか、または放水管等を、これも多少費用もかかるかもしれませんが、軽易な放水管等を使ってでも水を流してあげた方が、下流においでになる住民のためには親切なのかなと、そのように思われるわけであります。  そういう意味からして、今後の河川の改修工事に対して、そのような配慮をお願いしたいなというのが住民の願いであります。できるところ、できないところいろいろあろうと思いますけれども、そんな観点からぜひ配慮をということで、どのようにお考えなのかお伺いをしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 64 ◯議長遠藤日出夫) 土木建築課長。 65 ◯土木建築課長瀬戸利満) お答えします。  御質問者の言われるとおり、町の河川、普通河川といいまして、比較的小さい川が町の管理です。その中でも、今御指摘の久保田川、門の川等は、ある程度幅があるということで、そういう護岸工事だとかいろいろな工種がありますけれども、それらは水どめというか迂回路をつくって工事もできる川もあるわけですけれども、御質問のそういう希釈水等が流れないような難しい工事、そういうところの御質問だと思います。  現実は、そのほかの中小河川というか青線というのは、まさに幅が1メーターとか60センチというようなそういう水路が多いわけです。したがいまして、現実にはなかなかそういう迂回路がとれないと。目的としてはいろいろな区からも陳情があったり、いわゆる流れが悪かったりなんかするための工事でございますので、原則私ども工事をやる担当課としましては、いわゆる流れをよくする、そういうような工事をやっていることですので、そこの地域住民の方々には、原則的には水どめがあっても御理解と御協力を願いたいと。  と申しますのは、なかなか最近はいろいろな考えの人があります。今言ったところ、技術的には、そういうような迂回路がとれないところは、ポンプアップ等でいろいろなホースを使っては、お金をかければ技術的には可能ですけれども、ポンプアップしてポンプの音がうるさいとかいろいろなことがあります。川の流れだけでも最近は音がしてうるさいとかいろいろなことがありますので、なかなか場所によって長く流さないために、非常に迷惑がかかるところは、まさにケース・バイ・ケースで、多少経費がかかってもそういうポンプアップ等の更新も取り入れますけれども、原則は、多少その間は不便はかかるわけですけれども、なるべく御理解をいただきたいなというような考えで持っています。確かにそういうケース・バイ・ケースで今後もやるところは考えております。  以上です。 66 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 67 ◯10番(古谷健次) ぜひ住民サービス、よろしくお願いいたします。  次に移ります。  また、ごみの問題ですけれども、町内のごみ集積場所の問題点についてお伺いをいたします。  これは、ごみ収集の委託業者、また町の職員の現状についてでございますけれども、行政改革による機構改正で、人員の増減について心配をしているわけでありますが、日々年々といいますか、仕事量というか、出される量も多くなっているわけであります。従来以上の効果を期待するわけでありますけれども、サービスの軽減にならないようにぜひ配慮していただきたいと、そういう観点からどのように今、御配慮されているのかをお伺いいたします。 68 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 69 ◯生活環境課長飯田昌義) 御質問にお答えいたします。  長泉町の現在のごみ処理の委託の関係でございますけれども、御承知のように、ごみについては4分類、長泉町は行っております。その中で可燃ごみと不燃ごみ、この収集については62.8%ということで、これが委託分で、それ以外37.2%が直営で現在収集をしておるところでございます。それ以外に資源ごみと再生ごみがあるわけですけれども、これについては100%全面委託をしておるところでございます。総体的には85%、4分類の中の85%が民間委託しているというような状況であります。直営の37.2%の可燃ごみと不燃ごみの収集業務を基本的には行っております。それ以外に町の職員は中間処理ということで、缶の処理とかペットボトルの処理とか再生ごみの処理とかそういうものを日々業務として行っておるわけでございます。  今回の行政改革に伴いまして、御承知のように清掃事業所ということで独立して位置づけがされて、専門の所属長が配属されまして新体制でいくわけですけれども、現実的には新体制でいくについて、今の、現況のごみ収集の部分での収集事業を見てみますと、現状では今8名、これは事務職が一部兼務しておりますけれども、8名体制で収集業務を行っております。今回の新体制では7名というような形での配属が振り出されました。したがいまして、かなり現実的には厳しい部分があるのかなということで、私も勘案するわけでございます。しかし、これ以外に焼却場の運営部分の職員が配属されております。御承知のように、この焼却場の運営につきましては、これから24時間を基本的に考えていこうということを勘案しますと、週2日程度の運転で事足りるのかなというふうに勘案する中で、それらの職員を収集業務に一部充てなければ支障が来すのかなというふうに勘案をするところでございます。  したがいまして、これからはいろいろな業務をどういうふうにしていくかというのは、新体制のもとで、その辺を踏まえた中で取り扱っていかなきゃならないだろうというふうに勘案するところでございます。  以上でございます。 70 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 71 ◯10番(古谷健次) ぜひサービスの軽減にならないように、また過剰な職員の労働負担にならないように、言っていることは矛盾するかもしれませんが、ぜひ配慮をしながら推進をしていただきたいなと、そのようにお願いをするわけです。  次に移ります。  ごみの分別に対する意識向上。先ほどから言っておるわけでありますが、モラルの啓発、強化へのお願いということで、その現状と対応、取り組みについてどうかということで、お聞きするわけであります。  町内の転入時、我が町も3万6,000人を超えまして、転入者も非常に多くなってきております。今後まだ多くなるのかなと、私個人的には予想しておるわけですけれども、そういった方への説明と理解を求めていかなければ、なかなかこれからは難しいのかなと。また、各班のというか、地域の環境委員さんの役割の活動状況、そして地域の対応の現状、町としてどのように把握をしていらっしゃるのかなと、いろいろ聞くところによりますと、温度差は当然あるわけですけれども、非常に真剣なところもまたあるわけで、現状はどのような把握をしておいでになるのかお伺いをしたいと思います。 72 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 73 ◯生活環境課長飯田昌義) 質問にお答えいたします。  ごみの分別をする意識の向上といいますか、モラルの問題というようなお話でございますけれども、これも私どもも毎日ごみ処理をしておる関係で、ある程度厳しくやるとかなりよくなってくるとか、ちょっとまあまあよくなったかなということでいきますと、またいろいろなごみが出てくるような現状であります。  そういう中で、再三町の広報紙をもとに、いろいろな形の中で啓発をしているというような状況です。当然ごみカレンダーにも昨年度から事細かに分別の仕方を記載しまして、現状の商品が、ある程度住民の皆さんにわかるものも記載した中で、分別の方法も事細かにカレンダーの中へ昨年から入れさせていただいたと。非常にこれもいろいろな見方、考え方ありまして、見にくいとかよかったよとかいろいろな評価も私ども現実に来ておりますけれども、毎年カレンダーにそういうものを記載して、とにかく住民の皆さんに、1つでもわかってもらうような努力をしているところでございます。  そういう形で、今度は転入・転出というようなお話もあるわけですけれども、転入時につきましては、住民課の窓口におきまして、町のいろいろな行政資料等、当然町のごみカレンダー、あるいはごみカレンダーに伴いました長泉町のごみ読本というのを現在つくっておるわけですけれども、こういうものに事細かに長泉町は4分類が基本ですよということで記載をし、それで転入者についてはお願いをしているというような状況であります。  逆に転出者の関係もあるわけですけれども、転出者も一時的に引っ越しごみということで大量に出る部分がございます。これをステーションに出されてしまいますと、いろいろ迷惑、いろいろな形で問題があるもんですから、基本的には大量に一時に出るごみについては自己搬入をしてくださいよということで事前にそういう指導をし、その自己搬入するに際しても基本は分別ですよと。4分類が基本ですから、そういうふうな分類をして搬入してくださいというような指導をしております。いずれにしても、今後もそういう形で指導をしていかざるを得ないということであります。  それから、環境指導員の役割というようなお話もいただいたわけですけれども、御承知のように環境指導員の位置づけにつきましては、先ほどちょっと申しました長泉町清潔で美しい町づくり条例、この中へ環境指導員ということで位置づけをしまして、町長から委嘱をしているというような形になっております。  この業務といいますか、主にはポイ捨ての関係、それから環境衛生の関係ということでわかりますけれども、ポイ捨ての関係でいいますと、ふんを捨てることです。一般的な犬のふんとか猫のふんがあるわけですけれども、そういうものを捨てること。あるいはポイ捨て、缶とか瓶とか一般のごみ類、そういうものをポイポイ捨てる人。それから、犬の飼い主の散歩時のふんの処理用具を持たない人、こういうものについての指導、そういうものを基本的にお願いしているということがあります。  もう一つは、従来から長泉町が行っております環境美化の推進、それと環境衛生の推進、それらについての啓蒙、こういうものも大枠でお願いしてございまして、そういう活動をするときについては、ジャンパーあるいは腕章等を支給してございまして、そういうものを着用しながら地域の近隣のところも見回って巡回指導、そういうものもお願いしているようであります。  また、そういうポイ捨てに伴いまして、ごみ捨ての禁止看板、あるいはのぼりざお、啓発部品、そういうものについても補充をしたり、そういうこともお願いをしているというような状況です。具体的に、じゃあどういうふうに把握しているかといいますと、毎月清掃活動の報告書というものを町の方へ出していただきまして、毎月第1日曜日に清掃の日ということでありますので、その活動状況、そういうものの報告、それとあるいはポイ捨て、犬のふん、ごみステーションの関係、そういうものについても記載をしていただきまして、意見がありましたらその欄へ書いていただくというような状況で把握しております。  したがいまして、ポイ捨ての状況等あるわけですけれども、地区によってはまだたばこの吸い殻が多いよとか、うちの地域では非常に瓶とか缶とかが減ったよとか、いろいろ町じゅうの関係ありますけれども、比較的駅前周辺では、まだたばこの吸い殻とかポイ捨てが多いよというような、そういう報告も受けているような状況であります。  以上でございます。 74 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 75 ◯10番(古谷健次) 次に移ります。  集積場所のレッドカードといいますか、赤い貼り紙、これの効果はどのように今、受けとめていらっしゃるのか。関係住民及びごみ集積場の当番員さんといいますか、顔色が、最近非常に難しい顔をしていらっしゃるのをよく見かけます。責任とモラルになんか心を痛めていらっしゃるようであります。そういうことで、それをどう評価しているのかな、そういうことで、町の受けとめ方をひとつ聞かせていただきたい。  もう一つは、これはまことに言いにくいところですけれども、決まりを守らない。今、ごみの問題ですのでこうなるんですが、分別、そして指定日に出さない、そういう大人への怒り、これは非常に何とも言えないストレスのたまるところのようですけれども、その対応を、町はどのように処理というか把握をしているのかなということの中で、ぜひこれはそういった苦労を町民全体に知ってほしい運動というんですか、いいことか悪いことか、こんなの余りやらない方がいいと私は思うんですけれども、こんなに苦労しているんだよということを知ってもらいたいと。そうすれば、ちっとは分別に協力してくれるのかなと、そういう発想のようであります。  実際、この赤紙の入った、ついた袋を当番の方がもう1回自分のうちへ持ってきて、次のときに出すと。どうしても困るものは中をひっくり返して、それで出している人を探り当てて届けると。それでも見つからないという、先日も地域の集会のとき、また私どもいろいろなところでいろいろな苦情処理といいますか相談を受けるわけですけれども、そういったことの苦情が全町的に出てきております。  そういうことで、そういった苦労を知ってほしい運動というか、もうちょっと町民にこんな苦労をしているんだから、しっかり出してもらいたいよ、そういうことをお願いしたらどうだい、そんな提案をいただいたりしているわけです。そういうことで、ぜひひとつその考えをお聞かせ願いたいと。  もう1点は、埋め立てごみが中心になると思うんです。燃えないごみの収集日に出すわけですけれども、風の対策というんですか、要するに道路に置く、ごみステーションのところに置く、あふれて外へ出る。春先は特にそうなのかもしれませんが、風が吹いて外へ散らばって、通行の問題、また美化その他非常に不快を感じていると。そういったことで、それの対応策が、何かいい方法はないだろうかと。そういうことで、町の方で一度相談してもらいたいよと。一般質問で出すような問題ではないかもしれませんけれども、表面に出して町の対応を聞きたいぞと、そういうことでありますんで、ひとつお願いします。  もう1点、ごみの問題というか、これは施設全体にも通じるわけですけれども、じんかい処理の焼却場、埋立場またはその他の施設への見学というか、この発想というのは、町民、住民の方は町の施設を見たいよ、ごみの処理をどうふうにやっているのかよという、結局的、結論的には環境美化、そういったものの意識向上を、住民にもっとオープンで見てもらって清潔な町をつくろうじゃないかという、そういう発想からの提案でございますけれども、そういった運動というか施設めぐりといいますか、積極的に進めて、時には町営のバスの運行もその視察、見学等に使わせていただけないだろうかという、そういう要望でありますが、まとめましたけれども、よろしくお願いいたします。 76 ◯議長遠藤日出夫) 生活環境課長。 77 ◯生活環境課長飯田昌義) お答えいたします。  最初に、レッドカードの関係でございますけれども、レッドカードにつきましては、御承知のように平成10年の6月からレッドカードということで行っております。これは、御承知のように分別が基本的にはできていないという方、あるいは無記名で出している方、そういうような、あるいはまた、決められた日に指定のごみじゃないごみが出ている、そういうような形の中で収集に対して、あるいは分別体制に影響を来すものですから始めたところであります。  これにつきましては、周知徹底をする意味で、御承知のように一定期間、そういうごみについてはカードを張りまして、このごみはどこが間違っていますよということで記入をしまして、丸をくれまして、そこのステーションの出した方に意識を知らしめてもらうというようなことを目的として行っております。  したがいまして、ある程度一定の期間を置かざるを得ないということで、夏場になるとこの一定期間もなかなかいろいろの問題があるわけですけれども、基本的には出した人に気がついてもらわないと、いつまでたってもよくならないということで、我々は一定の期間置かざるを得ないということで対応しています。なおかつ、その期間にそれが処理されていない場合は、私ども持ってきまして、中身を確認をし、わかるものについてはその人に注意を促す、あるいはそういう分別の仕方の方法を教える、そういうことの対応をしております。場所によっての、ステーションによって、その管理者について、もう少し徹底をされるようにそのステーションの管理者にお願いもする部分がございます。  そうした中で、現実的にはそこの班長さん、あるいは環境指導員さん、先ほど議員からおっしゃいましたように自宅へ持ち帰って調べてくれる、そういう方々が非常に最近では多くなっていることも私どもは承知しております。そういう人に対して、いろいろな意味で感謝の意を表するわけでございますけれども、これからはいずれにしてもそういう人たちの地道な協力が得られなければ、とにかく町だけで対応できるものではないというような認識を持っておるところでございます。  そういう中で、大人たちへの怒りというような御質問をいただいているわけですけれども、基本的にごみを出す人の、先ほど来言われておりますモラルの問題になってくるわけです。私どもも毎日収集している中で、余りよくないステーション、そういうものについては、当然環境指導員さん等に話をさせていただいて、その地区のごみの出し方についてどうしたらいいかということで協議をさせていただく中で、ある区によっては、じゃあ班長常会があるんでそのときに説明に来てくださいというような部分、あるいはその班、そのステーションのところへ来て、朝出す人たちについて指導してくださいとか、ケース・バイ・ケースでいろいろな対応がされております。そういう形で、我々もそこのステーション、あるいはそこの地区によった形で対応するような形で、現在ではとり行っております。  そういうことで、現実的に班長さんあるいは環境指導員さん、地区の方々が持ち回りでその集積場所をよく管理してきていただいているのは、現状であります。そういう方について、もう少し何か話を、環境指導員会、そういう会があるものですから、そういう中でまた話をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。  それから、風対策ということで、集積場所によって、ごみがきょうみたいに強風のときに飛んでいってしまうよというようなお話でございます。  これについては、再生ごみ、長泉町4分類の中の再生ごみについて、ビニール類、プラスチック類のごみですから当然風等であれば飛んでしまう場合があるわけです。これについても、ステーションによっては飛ばないような心がけとして、ステーションの看板にしばったり、あるいは石ころを置いたり、いろいろな形にしてあります。ステーションによっては網をかけたりというところも現状ではあります。これもすべてがごみボックスといいますか、鉄製の、箱型のそういうものが装備されればいいわけですけれども、場所によってはそういうものが設置されない部分、そういうものが現状ではかなりの場所があります。こういうものの場所について、飛ばない工夫については、その設置場所、あるいはどういう方法がいいか、網をかぶせるのがいいのか、そういうことはやはり環境指導委員会の中で、現実的にそれに携わっていただく方たちの御意見を伺いながら、今後その辺は具体的な問題として検討してみたいというふうな考え方であります。  最後に焼却施設等、ごみ処理施設等の施設向上的なものをもっと町民にというようなお話でございます。  御承知のように昨年、一昨年と、焼却場改修工事ということで、視察等、見学会等についても遠慮を願った状況があります。通年ですと、町政のふれあいバス、これも30名ぐらい。それから、女性セミナーで20名ぐらい。それから、各小学校から100名強くらいが毎年来ております。それから、幼稚園児も60名とかということであります。あるいは地球に優しい環境学習という、こういう講座が公民館の方であるわけですけれども、こういう講座生から40名、あるいは区長会、あるいは環境指導委員会、あるいは中学生、等々いろいろな団体等が現実的には参っておりまして、例年ですと約500名ぐらいが焼却場、埋立場等、現実的には参っております。工事もことしで完了するという形で、新しい施設でありますんで、非常にこれから燃焼効率、いろいろ施設を見てもらうように、私たちも本当に思う施設でありますんで、今後積極的にそういう見学会等に参加されるようにPRをして、現実的なごみ対策についての認識を持っていただきたいと、こんなふうに考えているところでございます。  以上でございます。 78 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 79 ◯10番(古谷健次) ぜひよろしくお願いいたします。大事な問題だとそう認識をしておりますので、お願いします。  それでは、次に移ります。  町長の施政方針からということで、2点についてお伺いをさせていただきます。  これは、先日初日に町長の方から平成12年度施政方針という形で発表していただきました。その中で、特に今までも、るるいろいろな方たちが質問を申され、またいろいろな形で質疑もされてきた経過もあるわけですけれども、その1点目としまして、第3番目の、「次代に継ぐ豊かな人間性を育む文化のまち」という項目の中で、町長は施政方針の中で、運動公園事業についてという施政方針を打ち出していただきました。このことにつきましては、これを見たときに、今後中長期的に町の総合計画の中でまた進めていくのかよと、そういう疑念が出てきたわけです。  しかし、今までの経過からすると、この運動公園というものはもう消えているぞと、そんな認識をしとったわけでありますが、実のところ、私は昨年の11月議会において、町長の施政報告の中で、運動公園計画の完成は計画を白紙にいたしますと決着がされていると信じておったわけです。それが、今回、もう町長が発表されたとおりでありますんで、施政方針の10ページのところに同じ形で読ませていただきますけれども、「運動公園事業につきましては、現下の厳しい財政状況等を考慮して、各施設を分散して確実な整備を進めていくように見直しを行い、体育行政の振興を図ってまいります。」と。そのようなたった2行ですけれども、このように述べていらっしゃることを見ますと、運動公園事業ということについては、まだ町長の頭には残っているのかやと、そんなふうに聞き取れるわけです。今回の予算の中でも、運動公園の予算については、私は載ってないんじゃないかなという認識をして、今まで議案の中を見させていただいておったわけであります。これについてどうなのかということを今回聞いていきたいわけであります。  それと、公園としての施設はどのような規模なのかよという、やっぱりここでいうところの運動公園事業というメーンがポンと当たってくると、公園というものは、どんなものをつくるんだよと、当然ながら出てくるわけであります。  そういうことから、2点について、とりあえず当局の方の、当局というよりも町長なのか、御意見をお伺いしたいと、そう思います。 80 ◯議長遠藤日出夫) 都市整備課長。 81 ◯都市整備課長(杉山夏男) 古谷議員の御質問にお答えいたします。  今の運動公園の公園事業の部分でございますので、特に昨年の11月、第4回定例議会においての諸般の報告の中の内容ですので、運動公園の建設推進室の方からの回答をさせていただきます。  確かに、今お話がありましたように報告をさせていただきました。その内容でございますけれども、運動公園事業計画───これが運動公園事業の今の内容でございますけれども───につきましては、現下の厳しい財政状況を考慮し、次の方針で進めたいと考えております、としております。運動公園事業の名前は残っておるわけですけれども、その細部での方針について申し上げさせていただいております。  その中に括弧2としまして、多目的グラウンドとして竹原地内の民間グラウンドを取得し、整備を図るということになっておるわけですけれども、今回の施政方針の内容は、主に今申し上げました方針の変更の内容に合わせたものを予算計上させていただいております。それに合わせたものでございます。運動公園建設室で担当してまいりました運動公園事業、内容的には総合運動公園というような内容になっておったわけですけれども、今御質問者が申し上げましたとおりなくなりまして、ございません。  以上でございます。 82 ◯議長遠藤日出夫) 体育振興課長。 83 ◯体育振興課長(柳沢尚志) それでは、御質問にお答えいたします。  今の都市整備課長の方からお答えしましたとおり、公園の方につきましてはないという形で、今回の予算の方では、運動場の関係で予算の方を計上させていただきまして、予算の方、仮称でございますけれども、竹原グラウンドの用地の取得費と整備設計委託料ということで、そちらの予算の方を計上させていただいております。  今の都市整備課長の話の続きに、町長の11月議会の行政報告のその後の方でございますけれども、静銀グラウンドの多目的グラウンドを整備していくという後に、公園施設につきましては、市街地等に多く設置され、気楽に利用できる運動場空閑地や駐車場との併用で、そういう大きい公園ではなくて、気楽に使える公園も市街地の方に整備していくということで、こちらの方も行政報告に入っております。  それを踏まえまして、今回竹原グラウンドの方でございますけれども、こちらの方を国体会場とあわせまして、その後多目的グラウンドに整備してということで、周りを、緑地帯等を整備しながら、あと駐車場がここにはございませんので、今後隣地を借地をしながら、駐車場を整備しながら、その中に小規模になると思うんですけれども、公園を整備して家族で遊べるというか、運動する方の家族の方が、そういう公園でも遊べるような形で、皆様が利用できるような多目的なグラウンドとして整備していきたいということで、今後検討しながら進めていきたいなと思っております。  以上でございます。 84 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 85 ◯10番(古谷健次) 今、運動公園を本当につくるのかよということについては、都市整備課の方からは、いや公園はつくらないんだよと、そのような御返事がありました。当然予算的には今回入っていませんよと、そのように御答弁がありました。  体育振興課の課長さんの方からは、11月の議会のときですけれども、今の、載ってないような内容がちょっとここに述べられたものですから、おい今のそんな返事どこに書いてあるんだよと見ておったんですけれども、多分この線なのかなと。これは昨年の11月のことですけれども、町長の諸般の報告事項、この3項目めに、公園施設はそれぞれにできる限りの緑地を配置するとともに、可能であるならば隣接地の活用も図ると、そういう形で諸般の状況報告ですから、なるほどなということで見ておったんですけれども、今の体育振興課長さんのお話ですと、余分なことまで言ったのかなと思って私も聞いていたんですけれども、そんな項目はどこにもないんですよね、11月のときの報告には。  今、ことしの施政方針の中に、先ほどちょっとそこのところだけ読ませていただきましたけれども、運動公園事業というのが具体的に書いてあるんですけれども、運動公園、要するに公園施設はないぞと、そういう話で答弁いただいたんです。  だから、本来どんな形で公園が立ち上がってくるのかよという疑念を今抱いているところなんです。これの解きほぐしを、ぜひひとつお願いしたいなということなんですけれども、そこら辺はどうなんでしょう。 86 ◯議長遠藤日出夫) 体育振興課長。 87 ◯体育振興課長(柳沢尚志) 済みません。訂正の方、私、今答弁させていただきました内容でございますけれども、町長の施政方針の中と言いますけれども、今私が言いましたのは、町長が施政方針をさせていただいたもとに、スポーツ振興審議会の方でいろいろ審議をしていただきましたその答申の内容の3番に、最後のところに、公園施設は市街地等に多く設置され、気楽に利用されるよう運動場空閑地や駐車場との併設などで整備されたいということで要望がございまして、それをもとにしていただいたというここらの文言を引用いたしまして、失礼いたしました。先ほど町長が行政報告でしたというのは間違いで、スポーツ振興審議会、訂正させて……。一応そういう内容で答弁させていただきたいということでございます。それと公園……。
    88 ◯議長遠藤日出夫) 暫時休憩します。                午前11時30分 休憩              ─────────────────                午前11時42分 再開 89 ◯議長遠藤日出夫) 休憩を解いて会議を再開いたします。  体育振興課長。 90 ◯体育振興課長(柳沢尚志) 貴重な時間をとっていただきまして、ありがとうございました。済みませんでした。  先ほど申し述べました(仮称)竹原グラウンドに関する公園整備並びに付近の整備について述べましたが、今後問題もございますし、不適切な部分もあります。また、町長の施政方針にも触れました件につきましても不適切な発言がありましたので、これを削除をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  先ほど古谷議員の御質問にございました平成12年度の予算でございますが、これは(仮称)竹原グラウンドの購入費と設計の委託料ということになってございます。  以上でございます。 91 ◯10番(古谷健次) 議運の委員長、削除を出すのに議運の委員長、それでいいのかよ。黙って削除していいの、副委員長、かわったばっかりで悪いけど。 92 ◯議長遠藤日出夫) 休憩します。                午前11時44分 休憩              ─────────────────                午前11時47分 再開 93 ◯議長遠藤日出夫) 休憩を解いて会議を再開いたします。  体育振興課長。 94 ◯体育振興課長(柳沢尚志) 12年度の予算でございますが、(仮称)竹原グラウンドの購入費と施設の設計委託料ということで計上させていただいております。よろしくお願いいたします。 95 ◯議長遠藤日出夫) これにて暫時休憩いたします。再開は13時といたします。  休憩中に食事を済ませてください。                午前11時48分 休憩              ─────────────────                午後 0時58分 再開 96 ◯議長遠藤日出夫) 休憩を解いて会議を再開いたします。  10番。 97 ◯10番(古谷健次) 午前中に引き続いて一般質問させていただきます。  そうしますと、公園としての設備はどのような規模なのかということについては、公園がないということですので、それではじゃあ何だよということになるわけですね。そういう面からすると、これはいかがなものでしょうかという。そうしますと、町長からの施政方針の中に、先ほどまた同じことになりますけれども、運動公園事業についてはというこのお題目がどこか行ってしまっているぞと、これについてはどう解釈していいんでしょうか。公園事業ということで物を考えると、これからの事業を運営していくにおいては、非常に矛盾点がいっぱい出てくるんじゃないかなと、そのように思うんです。その点についてはどうなんでしょう。 98 ◯議長遠藤日出夫) 都市整備課長。 99 ◯都市整備課長(杉山夏男) お答えいたします。  運動公園事業の解釈のお話でございますけれども、一番最初に御答弁させていただいたときにお話しさせてもらったつもりでおったわけですけれども、今までやってきました室での事業のときには、先ほども言いましたように、同じような名前の運動公園事業という名前なんです。事業名。現実には、中身は総合運動公園という内容で当課で担当してやってきたわけですけれども、それはなくなりましたということで、申し上げさせてもらいました。  ただ、運動公園事業という名前そのものは、昨年の諸般の報告の中で、中身の方向を変えるのみで、名前までは変えてないわけでございます。ですから、その名前から来る感覚と、今回の内容とはちょっと違うわけですけれども、今のところ諸般の報告で運動公園事業という名前だけが残っているような形で来ておりますものですから、その延長線上での新年度における事業ということで、事業名はそのまま使わさせていただきました。方向が変わった、ですから、一緒にその名前を変えるという形の方が一番わかりやすい部分はあろうかと思います。これから、具体的にやっていく中で、それらも分散なら分散での1つ1つの名前に変えていくか、そういうのも検討していかなければならないんじゃないかなと思います。  公園事業そのものですけれども、これも昨年諸般の報告で申し上げさせていただきましたように、確実にやっていけるものはやっていきたいというふうに報告させてもらっております。従来考えているような運動公園とか、公園の規模とかという大きなものになるかどうかもわかりません。形そのものが変わるわけですから。ですが、いずれにしましても、一般の方々、お年寄りから子供まで遊べるような施設という意味合いの中での公園というものは、これからも考えていくというふうにとらえていただきたいなと思います。  ただ、具体的にいつやるかというのは、これからいろいろ検討し、具体的に物が見えてきたときにいろいろな背景、それから条件、そういうものが具体的に出た時点で検討して、これから決めていくということになろうかと思います。  以上です。 100 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 101 ◯10番(古谷健次) どうなんでしょうね。私はよくわからないんですよ。名前のみがあって、本体がない、そういうことですからね。ましてやここで何ですか、「体育振興については」というところから、この「運動公園」まで1つの枠でくくってあるわけですよ。その中に運動公園が入ってくる、なかなか理解できない、そこへきてこの運動公園というのが、そのまま名前のみがあって本体がない。どうなんですかね、町長、施政方針として出された真意というのか、ここら辺を、ひとつどうしても聞かせていただきたいんです。  私、これ思うに、運動公園事業という形で載ってますけれども、これは運動施設整備事業───多目的グラウンドの整備ですから───に改めるべきじゃないだろうかなと。公園なら公園で、別の事業内容でやらないと、非常に複雑になるのかなと、そういうふうに思うんです。  要するに、運動公園ということになりますと、都市計画法に基づく運動公園の規定というのが、以前にも議会でも問題になりましたけれども、面積的にも非常に規制があって、やはり都市基幹公園の位置づけの中で運動公園というのは、面積的にも15から75ヘクタールくらいが想定だよと。人口的にも規制が出るでしょうし、ましてやそうなってくるとなかなか難しいのかなと。そうなってくると、長泉町の人口の中で、もし想定するとすれば、現在御嶽堂公園もあることですし、それに隣接しているというと、距離的に500メートル前後あると思っているんですけれども、そんな近くにこういった運動公園という施設が住民感情として必要なのかなと、そういう解釈まで飛躍してくるとなかなか大変なことになるのかなと。今の話のように、今度の事業内容においても多目的運動場の施設の整備をするということと、公園とだということになって、その公園の中身もまだ出てこないという、ないという返事というのは、非常に矛盾がすると思うんですよ。この解きほぐしをちょっとやっていただきたいですね。 102 ◯議長遠藤日出夫) 町長。 103 ◯町長(柏木忠夫) 運動公園という話題が大変難しい話題になっておるわけでございます。  今までの経過の中で、最終的には静銀のグラウンド、(仮称)竹原グラウンドでございますが、それを求めて、これから整備していきたいということで、言うなれば当面の目標は御存じ、平成15年の国体に使えるようなグラウンドにしたいということでいろいろ進めているわけでございます。  これから、平成12年度に入りまして、契約その他進めるということになりますが、趣旨としては、今都市整備課長がお話を申し上げたとおりでございます。若干紛らわしい感じがあるわけです。運動公園という名称も今言われておりますので、これらにつきましては、今後具体的な名称をどうすべきかということも、これから進める中で再検討していきたいと思っております。  今、言われますとおり、これからお願いしていこうという静銀のグラウンドにつきましては、昔流で言いまして、四千五、六百坪の面積ということでございますので、今古谷議員からお話のございました10万ヘクタールという数字からいきましても全然追いつかない額でございますので、その辺も含めまして、今後具体的に検討させていただきたいと思います。 104 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 105 ◯10番(古谷健次) そうすると、この名称の変更を視野に入れていくということで、公園等は切り離しでいくのかなと思うんですけれども、結局は公園はつくりたいということの意思はよく理解をしているわけですね。  その公園の規模的な内容ということについては、どうなんですか。今、運動公園の機能で公園を考えていらっしゃるのか。いや、そうじゃないぞと。今ある敷地の中なのか、そこら辺の考え方はどうなんでしょう。 106 ◯議長遠藤日出夫) 町長。 107 ◯町長(柏木忠夫) 公園という一言で申し上げますと、大変面積的、内容、そのあたりが一応頭に浮かぶわけでございます。  前々から、私、申し上げているはずでございますが、長泉町内に残ります小公園的なもの、これらも町民の皆さんからもいろいろ話題が出ているわけです。したがって、思い切ったものを、大きな公園をつくるのが、即、今の町民の皆さんの御期待にすべてこたえられるということにはならないわけでございます。面積的には小さくても、子供さんを一緒に遊ばせながらという有効な公園も当然期待できるわけでございますので、そんなことも含めましてこれから具体的に検討していきたいということで考えさせていただきます。 108 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 109 ◯10番(古谷健次) そうすると、今後の公園という施設、規模的には、実際には今、15ヘクタールちょっとくらいあるわけですけれども、公園をつくるために駐車場が小さくなった。また、本来の目的のグラウンドが少なくなった、こういう考えは、私はよくないのかなと思っているんですけれども、だから、運動公園としての機能は、ここで町長、そうじゃないだろうということで、真意を示してくださったんですから、それはそれと理解させていただいて、名称の変更もこれから出てくるということですからそれはそれなりにまた理解させていただいて、ぜひ使い勝手のいい運動施設に立ち上げていただきたいと、そういうふうに思うんです。  だから、実際に施政方針の中で出てくる煩わしい表現、これについては、ぜひ今後注意、気をつけていただきたいなと、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。  それでもう1点、施政方針についてのことですけれども、時間的にもなくなりましたんで、さわりだけということになりますけれども、この6つの柱の6番目に、「町民と行政が一体になった心の通うまちづくり」についてなんですけれども、これは7日に、1日目に芹澤議員からもいろいろ施政方針の中で、第3次総合計画の策定に当たっての、町長の臨むに当たっての姿勢とか、また将来像、そして特に感じていらっしゃる点についての所信を聞かれたところでありますので、それはそれとして非常に参考にさせていただきました。  私の方からは、この第3次総合計画の策定に当たって、現在の総合計画との整合性、また2001年度を初年度としての新たな町の指針となる第3次総合計画策定への具体案、またはテーマといいますか、そんなことについて、構想的なところで町長の御意見をいただきたいと思います。 110 ◯議長遠藤日出夫) 町長。 111 ◯町長(柏木忠夫) ただいまの、第3次総合計画の策定に当たっての現計画との整合性、また新規計画への具体案、これについてお答えをさせていただきます。  総合計画は、まちづくりのすべての分野にわたる基本方向を示すものでございます。よりよい町民生活の実現を目指した計画的な町政運営をするための指針でございます。現在の計画も、当然このような趣旨のもとで策定されたものでございます。また、行政の継続性の観点からも、次期計画が、現計画と全く方向性の違ったものになることはございません。住民の皆さんのニーズ、あるいは時代の要請にかんがみまして、現計画では対応できていないものや不十分な部分については新たな対応策を講じまして、既に完了している事業、あるいは目的が達成されたものについては、当然削除されるということになろうと思います。  具体的な内容につきましては、現在作業を進めている段階でございますので、まだ公表できるレベルではございませんが、近年のまちづくりは住民との共同の重要性を叫ばれております。当町の次期計画の中でも、意識しなければならない問題と考えておりますので、今後具体的に進めてまいりたいと思います。 112 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 113 ◯10番(古谷健次) 町長今申されましたように、共同の重要性を重きを置きながら、今までのものを、継続するものはする、そういうことで、今感想を述べていただきました。ぜひひとつこれからのものですから、よろしくお願いしたいと思います。  これは、皆さんも御承知のとおり、総合計画、もうこれで、今年で年度を終わるわけですけれども、これも見てみますと、当初、私も平成元年から議会へ上がらせていただいて、夢を見ながら14年来ました。何だか思い出に残る内容、また挫折をしたもの、そういったものが等々あるわけですが、やはりここまで町の財産に据えといいますか、景気に乗りながら先輩諸氏または町の当局、町民一同がここまでこぎつけたということについては、非常に敬意と感謝をしているところであります。それに基づいて、これから新しい立ち上げをするわけですので、これまでの評価を十分踏まえた中で、私は私なりにこんな点に重点を置いていただきたいなというそういうことを二、三申し上げて、ぜひ参考にできるものは取り上げていただけないかなと、そういうことで提案をさせていただきます。  これは私の試案というか提言としまして、特に21世紀というのは人間中心の環境基盤の整備が中心になるだろう、それを基本構想のベースにしていくべきだ、そういうふうに思っています。ハード面というのは、今までいろいろなところで語られてきましたけれども、当然町のこれからの方向とすれば、1つとして、がんセンター周辺及びアクセス道路を整備、そして2番目に御殿場線の新駅の立ち上げ、そしてその周辺の土地利用、また第二東名インター、東駿河湾環状道路、片浜池田、池田柊線、高田上土狩線等々の都市計画道路の整備、土地利用、こういったものを早期にも立ち上げていただきたいなと、そのように思うわけです。  また、これらは特に今回においても八木議員の方からもありました。前回は二村議員の方からもありました。私も以前にもいろいろ提言をさせていただきましたけれども、やはり町の希望、今の文化の立ち上げを、または教育の町の立ち上げをするには、どうしても資料館の建設は、場所の特定はこれからだと思いますけれども、ぜひ中へ入れていただきたい。  それと、以前にも私も提言させていただきました。町の一番中心のところにある斎場の移転であります。これは町民個々が、また新しい人がどんどん入ってきている現在において、墓地の移転を含めた墓地公園の建設、こういったものもぜひ視野に入れていただきたい。また、これも先般また以前にもそうでしたけれども、芹澤議員の方からも提案ありましたけれども、北部に対する北部地区センターの建設、これからの経過を見ながらぜひ検討していただきたい、そのように思うわけです。  また、ソフト面におきましても、これからはやはり何といっても少子化に対するもの、高齢者に対するもの、そして介護保険の充実でありますけれども、何せ今の時代の様相というのは、価値観の喪失の乱れといいますか、大人も子供も生きるための人生の羅針盤を失っているような世相であります。そういうことからして、心の教育とは人格の形成であり、また人権教育であると先般も教育長が述べていらっしゃいます。  そういうことからして、私は思うには、時代は道徳教育よりも哲学的視野に立った教育を、この時代だからこそストレートに子供たちに教えていかなければいけない時代に入ったんではないか、そのように思います。例えば、善悪の根源とか、心の所作といいますか、命そのものの因果とか、何といいますか、専門用語になりますけれども、三世にわたる生命観的な、そういったものがなぜ今大事かということを、しっかり小学生や子供たちに、難しいかもしれないけども、教えていかなきゃいけない時代じゃないだろうかと、そのように今思っておるわけです。  社会の変革というのは、結局は教育長がおっしゃったように人間教育であり、人格の教育であると思うんです。そして、私は、一人一人の人間の革命がなされないと時代は変われない、議員も私もそうかもしれませんが、職員もそうなっていただきたい、そのように思うし、全町民がこぞっていくべきだと、そういうことを思うわけです。  そして、もう一つ最後に、教育長の人格について、私は非常に今、尊敬もしております。実践の中で訓育教育を先頭をとってやっていただきたい、これには教育者としての透徹した人格の指導力が今の教育長にはおありだろうと、そのように慕っておるわけでございます。  どうか、もう2分しかありませんけれども、新しい時代の旗印として、ひとつ取り入れていただきたい。それについての所感を町長、教育長、もしございましたらひとつお知らせいただきたいと、そのようにお願いいたします。 114 ◯議長遠藤日出夫) 町長。 115 ◯町長(柏木忠夫) ただいま古谷議員からいろいろの項目について御注文をいただいたわけでございます。黙って聞かせていただきまして、おっしゃることなるほどと思う点ばかりでございます。  具体的に、これをほんじゃどうするなんてことは、無造作には申し上げられないわけですが、今伺いました内容、まず資料館、斎場、墓地、北部地区センター、人権の問題、各道路整備、おっしゃるとおり、私が考えましてもどれもみんな一刻も早くやりたいものばかりでございます。ただ、そうは言いましても、なかなかどれ1つとっても大変な問題でございますので、これからは具体的にこういった問題も真剣に考えていかなきゃならないのだということを、改めて私自身も考えさせていただいたわけでございます。  特に人権、人格の問題については、教育長の方からお話がいただけるかと思いますが、私の方からは古谷議員のおっしゃいます要望ということでよろしいかと思いますが、一遍にこれもあれも全部やりますなんてことも、でかいことは言えないわけでございますが、すべて町民の皆さんが要望していらっしゃる問題ばかりだろうなということを、改めて私も確認させていただいたわけでございますので、これから具体的にどれを最優先させるかは、これは別といたしまして、前向きにひとつ検討をしていきたいということで、ひとつ御了解をいただきたいと思います。 116 ◯議長遠藤日出夫) 教育長。 117 ◯教育長(土屋郁夫) 私たち長泉町では、町長の施政方針の中に教育方針を盛り込んでいただいております。そして、なおかつ私に教育方針という時間もいただいております。  先般3日の日からずっと今日まで、私はいろいろ御質問に対して御答弁してまいりましたけれども、そういう中で、すべて今議員おっしゃることを盛り込んで、少し答弁としては長い時間を要して、本当に申しわけないという思いをしながらでございますけれども、御答弁を申し上げてきました。  皆さんの教育に寄せる期待をしっかり踏まえて、微力でございますが、先頭に立って教育行政を推進していく覚悟でございます。どうぞ御支援をよろしくお願いいたします。 118 ◯議長遠藤日出夫) 10番。 119 ◯10番(古谷健次) これで、私の質問を終わります。長時間にわたってありがとうございました。   ──────────────────────────────────────── 120 ◯議長遠藤日出夫) 次に、質問順位2番。  質問内容1.JR下土狩駅と新駅構想の役割期待と活性化      2.親善交流都市との学校交流について      3.安心、安全な地域づくり      4.体育振興による元気な町に  質問者、安斎定男議員。8番。 121 ◯8番(安斎定男) それでは、通告に従いまして、ただいまから質問をさせていただきます。  今回も2000年のミレニアムという中での最初の議会でございまして、約半数の方々、約10名の方々が諸問題、そしてこれからの重要施策につきまして、住民の生活の身近な問題について、また非常に重要施策等を踏まえました中で質問をしてきたところでありますけれども、町長も実は就任をされまして、はや2期目の半ばを過ぎようとしているわけであります。  今年度の平成12年度の予算編成につきましては、仕上げの年というようなところに入ってくるわけであります。ぜひ、これからの質問の中、町長の施政については、積極的な形での答弁をお願いをしたいというふうに思うところであります。  それでは、4項目にわたりまして通告をしております。順次、質問をしてまいりたいと思います。  まずは、一番最初のJR下土狩駅と新駅構想の役割期待と、それらによる活性化について質問をしてまいりたいと思います。  まず、現在進行中であります新駅設置事業の経緯と進捗状況、そしてその周辺の活性化対策についてお伺いをしてまいりたいと思います。  JR御殿場線新駅設置の要望は、長年にわたりまして北部地域の住民からの要望、そして議会よりの設置に対する質問等におきまして、今まで活動を続けてきたところであります。その一環といたしましては、御殿場線輸送力増強の中で、近隣沿線市町とともに、この構想の実現に向けてたび重なる陳情をしていた経過がございます。当時の状況下は、上土狩区画整理事業の完了による住民人口の増員、また工業団地等の新設による他地域からの乗りおり、いわゆる乗降の、地域住民からの、また北部地域の交通利便性の向上を必要として裾野、下土狩間への新駅について望む声があったわけであります。  その後、経済状況の変化とともにそれらの背景が計画どおりにいかない面がありまして、平成8年3月に御存じのように県立のがんセンターの設置が決定をなされ、その必要性の背景が変わったわけであります。その地域開発も大きく変化をしようとしている状況にありまして、昨年11月の臨時議会におきましても、JR御殿場線新駅概略設計の委託事業を補正予算として組み、発注を行い、ようやく具体的な動きが動き始め、実現可能な進捗にまで来たわけであります。まだ未決定ではありますけれども、がんセンターの開院における平成14年の秋への新駅を目指すよう、これからの運動を続けていくというふうにやらなきゃならないと思っているところであります。  諸般の報告で今回ありましたように、御殿場線の新駅の問題につきましては、促進協議会による署名活動が9,050名という大変大きな方々の署名が集まり、また現在も続いているというように報告がなされたわけであります。  これを踏まえまして事業の推進をしていくわけでありますけれども、しかし夢と希望が膨らむ一方で、大変なる事業費用を要するのも事実であります。大変厳しい経済状況を背景にいたしまして、この予算編成も厳しい財政運用が問われる時代になってまいりました。駅舎の建設、そして駅広場の用地取得を含めますと、20億円を超えるかもしれないといわれるほどの大きなプロジェクトの事業になるわけであります。全町民の方々に御理解を得られる新駅づくりを進めていかなければならないわけでありますけれども、もちろんこの利用効果、その算定はやっておられると思うわけでありますが、行政としては駅設置に対して、駅周辺の市街地整備もあわせて基本計画の策定を急ぎ着手をしなければ、町民への理解は、この大変なる投資をするお金の理解を得られないではないかというふうに思うわけであります。  また、はっきりしませんけれども、議会におきましても、今議会の中で、議会という形の決議をなされるやに聞いているわけであります。  また、新駅の想定をされる乗降の利用客等も当然勘案をされながら町民への提案を行うと考えるべきでありますけれども、最後に申し上げましたように、駅周辺の開発についての基本策定をどのように考えておられるのかということにつきまして、お尋ねをしたいと思います。 122 ◯議長遠藤日出夫) 企画広報課長。 123 ◯企画広報課長(土屋秀明) お答えいたします。
     新駅の設置に向けて、先ほど御質問の中にもございましたけれども、昨年の11月の末にJR東海と概略設計の締結をし、前から議会の皆さんにもお話ししておりますけれども、ことしの6月あるいは7月ぐらいに駅を設置するかしないかの考え方が、JRから示されるというふうにこちらの方は理解をしております。  そのような中で、町長の今回の諸般の報告で申し上げました新駅設置に対しての協議会の皆さんの要望活動、当時は、諸般の報告の中では、9,000人ほどの署名というふうに申し上げましたけれども、きょう時点では、約1万9,000人というような数字になったということを聞いております。  その中で、駅につきまして、具体的にJRの方から正式につくるという段階にはいってない。というのは、今の御質問の中にもありましたけれども、その中で概略つかんでいる数字が、先ほどの言われています事業費としての20億円という数字です。当然駅施設、いわゆる軌道敷状のもの、それから駅前のロータリー部分、これは西側のことを意味していますけれども、あるいは東側の町道から入ってくる進入路等もろもろ、あるいは県道の右折レーン等も含めて先ほど言いましたような数字が、1つの目安といいますか、概数としてつかんでいるわけですけれども、県道部分については、いろいろな面から県知事あるいは県議会等へ要望・陳情を重ねていく中で、県が事業主体であろう、あるいはそれ以外の部分につきましても、相当な部分を国・県からの支出金を出してもらうというような考え方で進んできております。  そのような中で、今御質問のように駅だけつくってそれでいいのかという、端的に申し上げればそういうようなことになるのかもしれませんけれども、当然ながら新駅をつくるということは、駅周辺のこれからのまちづくりということも考えていかなければならないと思っているわけですけれども、今回の新駅は、やはりがんセンターが14年の秋にオープン、目標としましては駅の開業を、同時に開業したいというのが一番の念願でございます。  そのような中で、事業期間が非常に短いということ。もう一つは、駅そのものがJRとの正式な新駅決定がまだなされていないというようなところで、現在の段階では、今言われますような新駅周辺のまちづくりの基本計画的なものについては、まだ着手していない状況でございます。頭の中では、駅ができることによって、あるいは駅前広場ができることによって、もちろん地域の皆さんの考え方等によりますけれども、商業系のような、あるいは業務系のような施設があそこにできて、まちづくりあるいは地域の活性化に結びつけば、これはいいというふうに当然考えているんですけれども、例えば下土狩駅と比較しますと、下土狩駅のように駅前に下土狩文教線あるいは県道、駅周辺になりますけれども、中土狩竹原線、また間もなく開通すると言われています稲荷中土狩線のように、今回駅を予定しているところにつきましては、道路のアクセス状況もちょっと違うようなところがあります。それと、やはり県道が軌道敷と距離が余りないという、背後地がないというようなこと、もろもろのことがございますので、まずは、現段階ではとにかく事業に、目標までに達成しなければならないということで、新駅の推進チームも4月から新たに設けまして、全力を掲げて取り組んでいくという考え方でおります。  JRの正式決定ができ、あるいは事業そのものが順調にいく中でその段階になりましたら、当然ながら周辺のまちづくりあるいは活性化等の方向とか方策、いろいろな分野から関係者の御意見もいただきながら考えていかなければならないと考えております。 124 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 125 ◯8番(安斎定男) 今土屋課長のお話の中で、とにかく平成14年までの開業を急ぐことが第一であり、また決定をされてないということの中から今の周辺開発についての物の考え方が表出せないという大きな2点がございました。これは、やはり私自身も否定するわけではありません。  ただ、住民の中において、後で下土狩の話をするわけでありますけれども、この20億円弱というお金というものが、どのように北部開発の中で、この駅の設置以外に大きな投資効果があるのだろかということにつきまして、皆さん関心を持たれているところであります。これは、だれが考えても当たり前に思うことであります。  ただし、先ほどの背景を見ますと、背後地の問題、もう一つは商業ベースの問題から考えると、これは、なかなか通常的な商業ベースにおける駅前開発には難しいのかなという感じは受けます。今現在、三島の北口の開発問題を含めまして、長泉町の大きな開発状況というのは、全く皆無の状況にあります。しかも、今回この20億円という大きな投資の中で、ようやく日の目を見ようとする北部におけるあの核を中心としたゾーンをどのような形の中で開発をしていこうかということは、もちろん町として考えていかなければならない事業であろうというふうに思うわけであります。  決定がなされない、じゃあなされたらばその時点において早々考えようというようなお話のニュアンスでありました。まさに、そのような形で今後動いていただきたいんでありますけれども、ひとつ具体的にこのことについて返事をしろという形になるかどうかわかりませんが、20億円強のものを商業ベースの中ではなかなか難しい中でいく場合に、住居ベースのゾーンとして、私以前からPFIの話をしてまいりました。PFIというのは、民間活力による、それを自治体が借地として出し、それを民間ベースが借り受けた中で活性化を図ろうと、こういうこと等がございます。  このものを単純に言いますと、駅前通りに10階のビルを建てたらどうだと。市は、これは県じゃありませんね、町ですね。県の方が補助をしてくれるわけでありますけれども、その中におけるマンションベースのものを建てるとか、考え方としては駅前でありますから、そういう利用の方法というのは、幾らでも検討ができるんではないかと。今までやっているところが相当大きな市で数カ所ありますけれども、というのが、私のこれからの提案ではないかと思います。  等々考える中に、先ほど言ったようなこの2つの要素、期間が短い、何としても14年までに開駅できるような事業の内容に力を入れたい。そして、決定、未決定の関係の中から、決定をされた後に再度考えたいというお話がありましたので、それを受けた中での周辺の開発、駅前という名前になるかどうかわかりませんけれども、それらの基本策定については、着手をしたいというお考えを再度確認して、この質問を終わりたいですが、いかがでしょうか。 126 ◯議長遠藤日出夫) 企画広報課長。 127 ◯企画広報課長(土屋秀明) お答えいたします。  事業費20億円、これが駅そのものに係る事業として、果たしてどういうような投資効果、あるいはこれからのまちづくりというようなことがございました。先ほど駅周辺のお話をさせてもらったわけですが、駅周辺については先ほど言いました、今の最後の御質問にありましたけれども、少なくともまずはJRの決定、それを受けての事業化、短期間の話ですからとにかく全力で取り組んでいかなければならない。その間に住民の皆さんと関係者の御意見を伺いながら、町としてどういうような方向づけができるのかなというふうな方向に進めていくことになると思われます。  また、必ずしも駅周辺ばかりの話ではなくて、当然公共交通機関としての大きな役割を鉄道部門は持っているわけでございまして、その駅からがんセンター、あるいは工業団地、あるいは北部南一色等、そちらの方に巡回するバス等、こういうようなものを当然導入していかなければならないというふうに考えております。  ですから、20億円が必ずしもということよりも、その小さいポイントだけというよりも、北部、あるいは北部を含めまして、長泉町に今後大きな効果が期待できると、かように考えております。 128 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 129 ◯8番(安斎定男) 課長、これ想定の中での話なんで、はっきりした物の言い方もできないし、私も断定できませんけれども、乗降客が多くなるということを期待した中での活性化、私はできないと思います。いかにあそこのところに乗降を張りつけられるようなものを開発させるようなものにするか、より利用価値を上げるかということが、乗降客を多くして長泉町に尤を持たせるというふうに私は判断をします。  逆に言ったら、本当に今の乗降客だけでどれだけおりるかということを言えますかといったら、言えないはずです。後で下土狩出ますけれども、下土狩駅の乗降ですらシャトルバスやら駅前から乗れるんですよ。あえてあそこから乗ることはないんです。といってしまうと終わりになっちゃいますんで言いませんけれども、要はあそこに乗降客をいかにして多くさせるかということの開発は、町が考えていかなきゃいかんじゃないかと言っているんです。何もせずにして、あれをどうぞ利用して、ああこんな利用しましたなんてことは、私は考えられないんじゃないかと思います。それを頭に置きながら、あそこの開発事業については、やっていただきたい。  また、表に出ませんけれども、これまた言っていいでしょうか。議会の方からの、決議の中の文面をよく見ていただいて、その中身についてのものをまた吟味していただく中にも、そこの周辺開発については、これだけの投資をするんだからやりなさいよということを書いてあるわけです。このことを踏まえて、十分決定された暁には考えていただきたいと思います。このことについても、もちろんこれから6月、9月、12月ということで決定された以降に話が出ますから、内容的には再度またやっていきたいというふうに思います。  続いて、下土狩駅における活性化事業の推進について質問をしたいと思います。  以前に、私も、これは平成10年の6月議会におきましても質問を行いました。当時は、今の現状を質問しました新駅の構想については、まだ具体化はしておりませんで、その役割期待というのは、一心に下土狩駅における長泉町の顔としての整備事業に質問を展開してきたわけであります。この前開業100周年を迎えまして、由緒ある旧名所地であるこの下土狩駅、そして町の顔として何とか発展していただきたいと、この願いは今も変わらずに皆さんにあるところだと思います。  どこの地域でも、今問題として抱えているのは、市街地における空洞化現象であります。下土狩駅周辺の活性化事業を何としても図る方法はないだろうかという計画づくりを、再度やる必要があるんじゃないかと私は思うわけであります。  今回の冒頭の一般質問の中でも、八木議員の方から下土狩駅の西口の広場の開設、そして周辺の開発事業の質問をされたわけでありますけれども、前回の私の質問の中では、下土狩駅の周辺の地主の方々の後継者問題等が非常に大きなネックになっているんだというお話を申し上げました。じゃあ行政として何ができるんだという、非常に難しさはありますけれども、長泉町、県下で、町村の部では、もう1から2位ぐらい争う町であります。この争う町が、顔とした駅前の商店、もしくは商店街が何にもないというのは情けない限りであります。  これから期待される下土狩文教線、これはもう進行していくわけでありますが、そして、今回稲荷中土狩線が、鮎壷の踏切まで全線開通をする運びになろうと思います。これらによる交通形態の変更、これらを視野に入れました地域づくりについてどうあるべきかということを、地元商店街の連合会、またまちづくり委員会のメンバーの方々を中心として現在やっているところでありますけれども、商工会もこれからいろいろな面で会合を持ちながら、この地域づくりに邁進するんではないかと思います。  そこで、今回町長について、まずこの下土狩駅の商店街を含めた駅前活性化というものの全般的なお考え、町行政としてのお考え、そして商業の活性化につきまして、産業課長の方からお答えをいただいて、道路形態、今回稲荷中土狩線が開通をいたします。道路形態につきまして、土木課長の方から交通規制を考えた内容をお答え願いたいというふうに思います。 130 ◯議長遠藤日出夫) 町長。 131 ◯町長(柏木忠夫) ただいま下土狩駅前の活性化、これをどう考えているかというような御質問でございます。  下土狩駅前の開発、特にほとんどが商業者と見受けられるわけですが、こういった問題につきましては、長泉町役場といたしましても、もちろん担当は、今は産業課、かつては経済課の時代があったわけですが、いろいろなアンケート調査は何回もやっているわけでございます。ただ、役場がアンケート調査をやったから具体的に進められるということは、なかなか難しいわけでございます。当然、関係者がともにその気になって、ということに尽きちゃうかなということを考えるわけでございます。  今、安斎議員からいろいろ道路整備の問題も出たわけでございますが、道路が整備されるとそれがプラスになるのかなという点を考えますと、大変難しいことだということを考えさせられるわけです。1つ下土狩文教線の例をとりましても、三島駅北口まですばらしい道路ができて通ずることが、当然考えとしてはプラスにならなきゃ困るわけですが、果たしてそれがどの程度のプラスに出てくるのか。それから、稲荷中土狩線、もうちょっとで、長年の懸案の問題も解決し、道路整備もできるはずでございます。伺いますと、沼津市の根方通りの人たちがあの道路を使う率は、既に相当数の市民の皆さんが使っていらっしゃるように伺っております。ということを考えますと、すばらしい道路ができれば交通の面でも大変プラスになってくるだろうなということは考えるわけですが、それが即地元の、特に商店街の皆さんにどんな大きな効果が出てくるのかなということを考えますと、大変難しい問題でございます。  先ほどから新しい駅、新駅の問題、あるいは今下土狩駅の問題が出てきたわけですが、あの周辺の整備、整備することそのものと、先ほど申しました商店街の関係者が、どういう意欲を持ってそれに対応していくのか、役場も商工会の事務局の方も、商工会の会長以下いろいろ発展策を考えているわけでございます。ポイントカード方式でということで、今回12年度の予算の中でも大変大きな補助金も計上させていただいているわけでございますが、何らかの方法をもって発展策を考えていきたいということでございます。  したがって、くどいようですが、活性化の団体も駅周辺の団体の中にあるわけでございますので、そういう皆さんとも改めて見当を重ねさせていただいて、今申しました町の方は産業課が中心、商工会の会長以下事務局ということ、それから関係者等で話し合いを進めて、下土狩駅周辺の発展策を考えていく以外にないだろうなということを、私は考えているわけでございます。  かつて、私も長泉町で経済課長もやらせていただいて、何回かアンケート調査によりまして、皆さんの意向を伺いながら発展策を及ばずながら考えた時期もあったわけでございますが、その当時のことも考えまして、だからといってなかなか思い切った施策が難しいんだということは嫌というほど私自身も理解をさせていただいているわけでございます。  とはいいましても、もう時代がどんどん変わってるわけでございますので、新しい時代に向かって関係者一致協力して、もう当局も商工会の事務局会長以下も心を1つにして発展策を考えていかないと、大変なことになるのかなという感じが私自身もしているわけでございます。道路整備をすることは当然必要なことでございますけれども、それらもプラスになるように当然考えて進めているわけでございますので、そんなことを考えながら、以下、私の後、それぞれの担当課長から御説明をするはずでございますが、町長としてはそんな考え方で、いかに下土狩駅の周辺の発展策を考えるか、いろいろ西口の問題も八木議員以下御質問いただくわけでございますが、それらもこういった問題につながってこそ駅周辺が発展できるのかなということも考え合わせますので、具体的にじゃあ西口を即どうするかということはなかなか答えられないわけでございますが、そんなことでお答えになったかどうか、私の考え方を述べさせていただきまして、ひとつ御理解いただきたいと思います。 132 ◯議長遠藤日出夫) 産業課長。 133 ◯産業課長(稲垣広茂) お答えいたします。  下土狩駅を中心にした地域の活性化につきましては、過去幾たびか議論されてきております。特に、下土狩駅から鮎壷踏切までの県道三島富士線沿いの、いわゆる旧駅前どおり商店街の活性化につきましては、ここ数年来の懸案事項となっております。時代に即応した整備が立ちおくれ、道路幅員が狭く、歩道もなく、消費者が安心して買い物ができる環境にはありません。最近では、事業主の高齢化や後継者不足から廃業する商店もあり、住宅化や空き店舗が目立ち始めております。  このような状況の中、ちょうど町道稲荷中土狩線が事業着手以来十数年を経て、ようよう完成する運びとなり、駅を中心とする地域は、新たな転機を迎えようとしております。このため、これを最後の機として、下土狩駅前通り商店街の活性化に取り組んでいきたい意向であります。  まず、商工会等の連携の中、地元商業者の意向調査を実施してまいります。その後必要に応じ、コンサル等を活用した活性化計画の立案、さらにソフト、ハード面での活性化事業を、住環境整備も含め実施していく考えであります。  いずれにしましても、地元商業者及び地域住民が危機感を持って取り組んでいかなければ活性化は図れません。こういった中、新しい組織づくりにも取り組んでいく必要があると考えます。  なお、平成12年度に商工会事業としまして、ICを利用しました多機能カード化事業を計画されております。この事業の推進によりまして、町内全域及び下土狩駅前通りの中小小売商業の活性化を図っていきたいと思います。  以上です。 134 ◯議長遠藤日出夫) 土木建築課長。 135 ◯土木建築課長瀬戸利満) それでは、私の方から、前にも質問が出たわけですけれども、特に道路問題、御質問のところは、今、県道三島富士線のことだと思います。  いずれにしましても、稲荷中土狩線がもうしばらくたちますと開通します。交通規制がそれによって変わることは安斎議員御承知のとおりで、今の県道はバス路線になっていますけれども、バスは稲荷中土狩線を通って廃止されると。それとか、鮎壷踏切から三島に向かっての右折ができないとかいろいろな規制で、今問題になっているここの商店街、駅上商店街、そこの交通体系は大幅に変わり、かなりの交通量が減少されると思います。減少されるには違いありませんけれども、今の、店が両サイドに張りついている状態での幅員は5メーター程度でございますので、交通安全上、車両が減少したからといって、必ずしも安心した道路ではないというふうに思っております。  それで、いろいろと今、町長、産業課長が言いましたように、主に商店街の活性化、それらをどうしたら活性化につながるかということで、我々道路サイドの立場としましては、今町長なり産業課長が言われたような地元商店街の意向、それが全く重要でございます。それらをこれから調査をかけたり、いろいろな意向調査、指導していくよと、いろいろなことをこれから検討されようとしていますので、そういうことを、私どもまだこういうことをしてほしい、ああいうことをしてほしいという道路サイド側には、まだ要望もございません。  ただし、我々、商店の立場とは違うわけですけれども、このままではいけないなと。それと都市計画マスタープランと打ち出されていますここの駅前商店街は、日常的な買い物や交流する場に位置づけてあります。もうそういうような商店になるだろうと。大型店は郊外だと。やはり、これから高齢者になったりして、自動車でも行けない高齢者もふえたり、日常的な買い物施設がどうしても地域には必要欠くことのできない商店だと思います。  そういうような位置づけになるというように素人ながら考えますので、今は県道の位置づけでございますけれども、前にも申し上げましたように、いろいろと道路管理者、今、県でございますけれども、手続をとるなり協議をすれば、ここの商店街だとか地域住民が今の道路をこうしてほしいとか、いろいろな可能な限り県も聞く耳を持ちますよと。もちろん厳しい折ですから、今の予測ではいろいろな投資をすることは余り考えていないようですけれども、県道であるけれども、町がこういうことをしたいんだと、経費は町が持つとか、一般的に考えられるのは、いわゆるコミュニティ道路みたいにした方がよいかなと我々は思っています。片側というか、5メーターある半分をグリーンベルトにしちゃって、いわゆる県道の、要するにそういう位置づけを、そんな形の道路に、そういう希望があるならば、そうすると安心して買い物なり、ある程度今のままでなく、全くの交通規制はできないと思いますけれども、通るのは若干、若干というか大幅に減ると思いますけれども、通る車は多少あるわけですけれども、より歩行者に、また買い物にも安全な道づくりができるのかなと、そういうふうに思っております。  そんなことは思っておりますけれども、まさにこれから商店街等タイアップして、意向調査したりなんかして、いろいろの要望が出されたり、我々が考えていてよかろうと思っても、地域住民がそれじゃいけないよという考えもありますので、密接にそういうこと、意向なり行政の立場なりをいろいろと話し合いまして、活性化につないでいきたいなと、そのように思ってます。 136 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 137 ◯8番(安斎定男) まさに、今町長の方から全般的な中での下土狩駅の必要性、駅周辺の開発の必要性、産業課長の方から商店街のかかわりである商業の活性化を図るための諸政策、そして道路問題を含めた交通形態を変える中での駅前の活性化事業を図るべく考えていること等、お話がありました。前からそうなんですけれども、何とかあそこをしようよというのは、皆さんの考え方は一致しているんですね。  やはり、その一番核になるのは、地元の方々のやる気であります。このやる気をどうやって起こさすのかということになるわけでありますが、行政のやる範囲というのは非常に限られるわけでありますが、先ほど土木課長から言われたように、マスタープランにおいても、下土狩駅前は美しく新しい町をつくるというふうに書いてあるんですね。書くだけじゃしようがないんで、やるということなんでしょうから、そして日常的に買い物ができるものということでございます。  等々ありまして、非常に大きな変化というのは、稲荷中土狩線の開通だと思います。バス路線が廃止される。廃止というか、あそこを通っていかない。地元の方々の意見を聞きますと、もう片側通行やむなしということの意思はあると思うんです。地元の方々は───これはわかりませんよ。意向調査、これから調査するでしょうから。地元の方々は、もうみずからの商売をして、そこで商いを成り立っていこうとは考えていないと思います。やる方は中にいるでしょうけれども。よって、下土狩駅のところから駅周辺を、新しいまちづくり、商店街構想ということも考えていく必要があるんではないかと。それは、もちろん地元の意向調査は必要です。当然駅前への乗り入れについては、先ほどお話ししたように、交通量は鮎壷方面からの右折は禁止ですから、もうあそこに入ってくる北側から南に抜けるやつは稲荷、お稲荷さんの方から来る左折しかないんですよね。相当車が上から減るわけであります。上から行くものしかありません。ということから考えまして、もう間違いなく道路交通形態が変わる、変えていこうというような基本調査をかけてみたらどうだろうと。  それともう一つは、これから文教線があと四、五年で頑張ってやってくれると思います。その中で、長泉町はホテルがないんですね。ホテルを何とか誘致する方法で、人を、にぎわいをつくるということです。駅前にもあの大きなマンションができました。そして、新たなホテル、ビジネスホテル等を踏まえたホテルによる人員の確保等考えまして、そうすることによって、人の流れやら活性化というのはできてくるだろうと。また、駅前通りについても、新しい歩道形態を考えることによって若い人たち、もしくは女性の方、もしくは日常的なお買物をする方々が、そこを散歩がてら行けるような道路形態にしてみたらどうだろうと。こういうことを新しい視野に入れた提案を、こちらの方から仕掛ける中で、地元にやる気を起こさすという方法を考えてみたらいかがかというところであります。  つい最近の新聞の中にございましたように、昔の旧東海道の駅の周辺というのは、どこも同じように問題を抱えているんですね。でも、地元の方々が、何とかそれを活性化させようと思って頑張っているところであります。同じように、この長泉町は先ほど言ったように、県下で有数である町村の商店が何にもないという、本当に情けないという状況があるわけですが、これを復活させるような方策をぜひ講じていただきたいということで、私が言いっ放しではしようがないんで、それを踏まえる中で、代表でだれか、助役、町長。 138 ◯議長遠藤日出夫) 町長。 139 ◯町長(柏木忠夫) 安斎議員から進む方向を示されたような気がしているわけですが、それはそれとして、今おっしゃるとおりに何とかしなきゃなんないなということは、恐らく皆さん共通したお考えかなということを考えるわけでございます。道路も、あるいはバスも、車の流れも当然変わってくる。今、瀬戸課長が言ったとおりでございます。いうことを考えますと、それらを、完成の暁を頭に置いて、下土狩駅周辺を、駅前を初めとしてどうするのか、三島駅にも大変近いわけでございます。近いことが、プラスになるかマイナスになるかわかりませんけれど、あるいはその辺も含めて今言われました、一歩進んだ思い切った施策を考えていく必要があるのではないかということを考えます。  その前に、やはり地元の皆さんの意向調査は十分にしておかないと、役場のみが先に走ってということでもいろいろ問題が残ると思いますので、住民の皆さんの意向調査は、これは十二分にやらせていただいて、その中で結論を見出していくということが一番いいのかなと考えますので、そんな線でこれからも考えていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 140 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 141 ◯8番(安斎定男) それでは、次に2点目であります親善交流都市との学校交流についてお尋ねをしていきます。  国際化の時代の到来と叫ばれましてから、随分年数が、今現在たっているわけであります。我が長泉町はその先駆けとして、国際交流に随分力を入れてまいりました。平成7年には、国際的に開かれた町という自治大臣賞をいただきまして、現在自他ともに認めるところになりました。  さて、ニュージーランド・ワンガヌイ市との姉妹都市提携を結んではや12年目に今入ろうとしているわけであります。10周年事業を華々しく挙行いたしまして、定期交流という1年おきの交流の中では、長泉町の方から現在300人がニュージーランドを訪れまして、またニュージーランドの方からも市長さんを初め、学校の教育関係者、経済人、学生など数多くの方々の交流が盛んに行われておるわけであります。これらも国際交流の現中村協会長さんを初め、協会員の方々の指導の協力のおかげであろうと思います。または、学生においても長泉高校とワンガヌイハイスクールとの姉妹校の提携やら長期留学生の受け入れ、また毎年3月に行われております高校生、中学生の短期訪問は、子供たちの中で今現在1つの目標になろうとしております。  私も、平成元年の6月議会において提言をいたしまして、英語授業の補助講師の派遣を提言をしたわけでありまして、今現在実現をされ、中学校での英語授業として地域的な交流も期待どおりに成果が上がっているところであります。  このように、国際交流の輪が現在広がっているわけでありますが、さて、そこで以前より私も申し上げているわけであります。そろそろ小学生、幼稚園の子供たちへの国際交流もあわせた形での輪を広げるべきではなかろうかと。親善交流の授業をやってみたらいかがかという御提案でありますけれども、異文化に触れるという楽しさとか興味深さということから考えますと、将来にわたって非常に役立つことになるのではないかというふうに確信をします。  ついては、この交流そのものを盛り上げることによって、最後は学校単位の交流を企画していただきたい。内容的にはどういうものを交流の場として進めていくかというと、もちろん絵なんかは見てわかるわけでありますし、音楽、要するに声で聞くものはわかるわけであります。あとは伝統文化等のグッズ等がございます。これらの交換等を定期づけまして、将来的には姉妹校までの発展を期待したいというふうに思うわけでありますが、いかがでしょうか。  または、これでニュージーランドの方を切りまして、もう一方の方の親善の交流の関係では、友好都市の青木村でございます。青木村の交流についても、若干国際交流の部分とは異なりますけれども、同じような学校単位の交流を手がけてみたらいかがかという提案でございますが、いかがでしょう。 142 ◯議長遠藤日出夫) 町長。 143 ◯町長(柏木忠夫) 今の国際交流、親善交流都市、こういった問題についてお答えさせていただきます。  最初の方の質問で、ニュージーランド・ワンガヌイ市との姉妹都市提携並びに学校間の交流、これにつきましては、安斎議員から今お話もございました、協定を結びまして12年になるわけですね。そういうことで、一昨年、私も、長泉町から大挙120名だったですか、大きな団体でお邪魔したことを覚えているわけでございます。つい先日もポインター市長が、浜松で花の関係で来られまして、そのお帰り前、寄っていただいたわけでございますが、いずれにしても、これから英語が大変必要になるということはどなたも御存じのとおりでございます。特に、今までは高校単位でいろいろのおつき合いをしておったわけでございます。今のお話の中学校に英語の補助教員、これは招聘していろいろ御指導いただいているわけでございますが、そういった問題、なおその輪を小学生の方にも広げてきているわけでございます。やはり皆さんも御存じのとおり、これからの社会、国内であれ国外であれ、英語が必要になっていることは御存じのとおりでございます。そんな点から考えますと、大変小さいときからそういった教育にひとつ首を突っ込んでいただくということが、大事なことかなということを考えるわけでございます。そんな中で、私のところ、長泉町の県立高校にしても三島高校にしても、既に派遣学生を受け入れているわけでございます。  そんなことから考えますと、こちらからもお願いをしている筋があるわけですが、今後そういった交流につきましてもどんどん発展させていく必要が出てくるのかなということは感じるわけでございます。なかなか口では簡単に言えることですが、低学年、あるいは小さい子供さんということになると、また問題は別に難しくなるわけでございますが、そんなことも当然必要になってくる、思い切った、小さいころからそういった英語教育ということも当然頭に置いて、これは教育委員会にも十二分に頑張っていただく必要が出てくるわけでございますが、特に人間同士の交流ももちろんでございますけれども、絵画の交換とか、文章の交換等々、最初から入る手段はいろいろあるわけでございますが、そんな点を教育委員会とも相談をしながら進めていったら、すばらしい子供の将来が開けるのではないかということを考えまして、お答えとさせていただきます。 144 ◯議長遠藤日出夫) 教育長。 145 ◯教育長(土屋郁夫) 現代社会の中で、国際化というのは、ぐんぐん進んでおることは申すまでもございません。そういう中で、子供たちの国際的視野を広げていくということ、これは大変重要なことであるというように思いますし、また、国際理解教育、こういう立場からも非常に意義のあることだと考えます。今までもペンパルと題して、ワンガヌイ市から文通を希望するリストが国際交流協会に送付され、個人的には交流が行われておると伺っております。  御指摘いただきました件につきましては、ワンガヌイ市における幼稚園、小学校、中学校の実情はしっかりと踏まえること、そういう中で町内の幼稚園、小中学校の国際交流に関する考え等、いろいろ話し合う中で検討してまいりたいというように思います。  そこで、教育委員会の立場でございますが、検討に際しましては、幼稚園、学校の御意見を十分尊重する中で進めたいと、こういうように私は思いますし、あわせて町の国際交流協会と教育委員会は十分連携をとって進めてまいりたいというように思います。  ワンガヌイ市とは、もう既にある学校では国際理解教育という観点から、交流を進めようじゃないかということをスタートさせている学校もございますが、町内、小中5校が上手にこの長泉町の小中学校の子供としてという立場で行けるように、教育委員会は調整も図っていきたいと、こういうように思います。  次に、青木村との交流のことでございますが、昨年8月6日から8日まで2泊3日でございましょうか、青木村交流事業の一環として、ライオンズクラブ主催による長泉町国内友好都市児童交流会が開催されました。参加者は、小学校高学年五、六年生18名、そして中学生はリーダーとして参加していただき、4名が参加いたしました。ライオンズ関係者は10名、総勢合わせて33名で、宿泊を兼ねた交流を行ったと聞いております。この交流は学校の枠を超え、希望者による参加のみにとどまり、個人的参加であったわけでございますが、比較的スムーズに運営されたというように、私は伺っております。  御指摘いただきました青木村との交流につきましても、ワンガヌイ市と同じように学校間交流を進めていこうと考えております。御理解をいただきたいと思います。 146 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 147 ◯8番(安斎定男) 今の国際交流のかかわりである町長部局の方のお話で、町長の方が、ぜひ国際交流は低学年の方にも必要であろうし、ぜひお願いをしたい、教育委員会の方に御検討をしていただこうと、こういうようなお話でありましたし、教育委員会の方は十分国際交流と連携をとって、実情をもうちょっと理解して、必要とあらばその学校の方に御意見を伺って判断をしていきたいと、こういうお話でありました。もちろんそういうことで、徐々にいかざるを得ないと思います。  12年目を迎えまして、今学校以外の、子供たち以外といったらいいでしょうか、ワンガヌイ市とニュージーランドとの関係というのは、非常に友好親善に図られているわけであります。ホームステイ等かなりの方々がやられまして、そこにはお子さんももちろんいるわけです。子供たちも、こちらに来られた方などは、もちろん小学校の子供たちのところにもホームステイしたり来ているわけですね。そうしますと、非常に国際的な触れ合いのなれというものは、他の市町の子供たちよりも、非常にそういう面ではなれ親しんでいるような気がします。非常にすばらしいことだなと思います。そういう中で、今学校の方でのそういう交流をやっていけば、よりそういう面では、みずから今度はニュージーランドの方に出かけて、語学の勉強やらああいう文化の勉強をしていこうという気になる子供たちもふえてくるだろうし、等々あります。  そういう中では、ぜひ学校の方は教育長に任せまして、国際交流の方で、ぜひその辺のところを力を入れて、実情プラス何とかその方向で交流をするような、物の交流やらまた人的な交流やらということをできるような方法を考えていただきたいということでの答弁を後で下さい。  青木村の方につきましては、ライオンブクラブの御好意によりました交流がございました。私も内容は聞いておりました。非常に楽しかったということですね。青木村も御存じのように非常に山合いの、こことはちょっと違った雰囲気であります。そういうのも心の落ち着きというものを持つには非常にいいのかなという気がします。もちろんそういうところで育っている子と、都市化したところで育っている子の絵の状況とか───絵が一番大きい───作文だとかいうようなものというのは、非常にユニークな部分があるんではないかと思います。  よって、これも今言ったように、2中学校と3小学校のいずれかの中で、またぜひ交流を図れるような学校単位でのまとめ方をしていただきたい、というように思いますので、最初の方の御答弁のやつを再度お願いしたいと思います。 148 ◯議長遠藤日出夫) 企画広報課長。 149 ◯企画広報課長(土屋秀明) お答えいたします。  ワンガヌイには国際交流センターを開設して約10年ほどになりますけれども、現在向こうに所長といたしまして、御夫妻で向こうに派遣されております。今、小中学校あるいは幼稚園まで広げた国際交流で、いろいろな異文化を体験するようなことが必要ではないかということに対して、教育委員会の方で、学校ともいろいろ相談してというような御回答でございますから、何がデータとして必要なのか、例えば学校での教育制度、日本ともちろん違うわけですし、どういうような学校があるのか、あるいはそういうことを前提としてどの点まで実際に踏み込めるか等、現地に交流センターがありますから、それを大いに活用しながらこれから事業に向かって積極的に進めたいと思います。 150 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 151 ◯8番(安斎定男) それでは、次に3点目でありますけれども、安心、安全な地域づくりということにつきまして質問をしてまいります。  平成12年度の新年度予算が提案をされました。土木、教育、消防、環境、その他執行事業が108億円強という大変なる規模で執行されていくわけでありますが、形という形で、形はできても一番大事なことは、安心、安全で暮らせる地域社会でなければならない。この構築が絶対条件でなければ、真の住みよい社会とは言えないと思うわけであります。  日本は、これまで比較的安全とされてきた風土が、最近の犯罪実情におきまして御案内のとおり、新聞テレビ報道で御存じだと思いますけれども、所構わず年齢問わず発生をしているのが実情であります。ほかの議員の方々も申されましたけれども、京都市の小学生の殺人事件やら神戸市の校門前での殺人事件やら新潟での女性監禁など、考えられない動機による事件が発生をしているわけであります。本当にこれらは他の地域でしか起こり得ないことだと、事件として処理をしていいものでしょうか。当町も近隣市町に挟まれました都市化をしている中、決して例外ではなく、発生しない対策について、安全な地域づくりについて考えていかなければならないと思うわけであります。  長泉町は沼津警察署の管内であります。平成11年度の刑法犯の発生は6,589件であります。これは県下のナンバー1であります。悪い方の1番であります。または、窃盗犯というのがあるんです。窃盗犯が6,117件でありまして、窃盗犯というのは、盗みとかいろいろあるんです。自転車盗み、オートバイ盗み、自販機荒らしとか車上ねらい、空き巣ねらいとあるんです。ひったくりというのが入っているんです。これらが入ったのが6,117件でありまして、ひったくりというのが沼津署管内が84件あるうちの、長泉町が17件あるんです。警察の方はこれ多いと言っているんです。このように、女性とかお年寄、子供をねらったひったくりや性犯罪などの路上犯罪が、最近非常に頻発をしているというふうに言っておられます。  また、最近では健康ウォーキングが普及をしてまいりまして、暗い夜道を歩く姿が多く見受けられるわけであります。このような現況下で、長泉町の全刑法犯の発生が平成元年238件だったんですよ。これが、平成10年では728件になっているんです。3倍の発生の実情になっていると警察は言っているんです。  そこで安心、安全に暮らせる地域社会づくりを目指して、各地域における道路、公園、公共施設などの犯罪の温床になる箇所をなくす手だてを実施していただきたいということであります。  4つ、今から申し上げます。その1つとしては、緊急通報のしやすい地域体制づくりをしてほしいということ。2点目は、啓蒙活動と地域協力体制を確立してほしい。3点目は、公共施設、いわゆる公共施設の中の死角の点検をして、それを排除してもらいたい。4点目は、防犯灯の照明をチェックしていただいて、増強していただきたい。特に、区の境、そしてこれは防犯灯の負担の問題が絡みますので、負担の見直しなどもあわせて検討してみていただきたいということであります。  以上でございます。 152 ◯議長遠藤日出夫) 参事。 153 ◯参事・総務課長(杉山僖沃) 順次、お答えを申し上げます。  まず、緊急通報しやすい地域体制ということでありますが、今お話がありましたように、当町におきましても、近年は大変窃盗事件が多く発生しておりまして、またひったくり事件、あるいは児童をねらった変質者の出没、こんなこともありまして、住民の皆さんも大変不安を感じていると思います。
     そこで、今までの防犯連絡所、これもありますが、これに加えて、昨年町内の65の団体によって構成されています長泉町明るい町づくり町民会議、これで子供たちが安心して暮らせる安全なまちづくりを目指して、地域ぐるみで子供を守る運動として、「青少年を守る家」、この運動を展開してきております。この運動は地域が一体となって、子供の安全は、大人や地域が守るという意識の中で行われるもので、子供たちが不審者に会ったり、被害に遭いそうになったりしたときに、緊急に避難できる場所をつくることが目的でありまして、子供が駆け込んだ家は、直ちに子供の安全を確保するとともに、警察や学校、家庭などに通報していただくシステムとなっております。  この運動の推進に当たっては、地域自治会、学校PTAなどの御協力をいただいて、通学路等を主体として、現在1,500世帯余りの御協力をいただいており、引き続き総務課、あるいは社会教育課の窓口で、住民の協力を現在もお願いをしているところであります。今後、この運動をさらに盛り上げて、地域の安全確保の手段として浸透させていきたいというふうに考えております。  次に啓蒙活動と、地域協力体制でありますが、これからのまちづくりを考えますと、行政の活動だけでは十分対応できない諸問題があります。福祉の問題、環境問題、教育問題、今の地域の防災や防犯などといった問題で、これはいずれも積極的な住民の参加が必要なことであります。特に、防犯に関する問題は、交通事故と並んで、直ちに住民の生命にもかかわる問題でありますが、なかなか犯罪や事故の状況にかんがみますと、住民の意識が高まらないというような問題もあります。警察でも地域防犯連絡所推進をねらいとして、従来の防犯連絡所見直しを行いまして、平成10年度から地域の防犯連絡所を原則として各区長さんにお願いして、地域防犯体制の強化を図っているほか、町においても定例の区長会などで地域防犯活動の推進をお願いしています。  こうしたことを背景に、先ほども申し上げましたように、「青少年を守る家運動」などは、地域安全活動の一端として、地域の協力体制を構築するための手段とお考えいただきたいというふうに思います。また、あわせて地域防犯に対する住民意識の啓発、これにはいろいろな場、いろいろな方法をもって、今後も積極的に進めてまいりたいというふうに考えております。  次に、公共施設等の死角点検であります。  過日の新聞にありましたが、警察庁では路上でのひったくりや性犯罪が多発しているということを受け、道路や公園などの公共スペースを対象に防犯チェックを行って、防犯上の問題がある箇所に対策を講じることを求めることを趣旨とした「安全・安心まちづくり推進要綱」を制定して、今後安心な環境づくりに各地域で取り組むことというふうになりました。  昨年中に町内で発生した犯罪の状況を見ますと、先ほども申し上げましたように、窃盗犯が大半を占めておりまして、具体的には自販機荒らし、自転車、オートバイなどの乗り物等、車上ねらいなどが突出しており、また増加が著しい犯罪としましては、自販機荒らし、ひったくりなどが挙げられています。  しかし、犯罪がこうやって増加する町内の傾向にはある中で、下土狩駅前の駐輪場の自転車盗は大変な減少を見ております。これは、昨年1月に下土狩駅前に設置した防犯立ち寄り所を中心に、警察や地域安全推進員、青少年補導員などの皆様が、周辺地域のパトロールなどを継続的に実施していただいた結果であるというふうに思われます。  また、昨年町内で多発したひったくりにつきましても、地域安全推進員の皆様による多発路線への注意看板の設置、街頭指導の実施等によって激減しておるのが現状であります。このことから、防犯について、改めて対策と行動の重要性を認識しております。今後は、こうした住民団体の活動と相まって、行政施設の死角点検を初めとする防犯対策の向上に努めてまいりたいというふうに思っております。  次に、防犯灯の問題であります。  おっしゃるとおり、今、区から要望を出していただいて、設置は町が行って、以後の管理を自治会、区にお願いをしているというのが、現状であります。そういうことから、区境の防犯灯については、なかなかスムーズな設置がいかない場面もあろうかというふうに思いますが、住民の皆さんから要望がありますと、私ども担当が関係する区長さんに打診をさせていただいて、できるだけ要望に添えるような形をとっているのが現状であります。  ただ、最近私も町を夜歩くときがありますが、実際暗いというふうに思っております。これを何とかしなくちゃいけないんですけれども、隣の三島市で、今、順次水銀灯にかえている状況があります。私どもの町も、既に町が直接管理する新幹線のガード下、これについては水銀灯に切りかえております。また、一部地域では水銀灯に移行したところもあります。今後、できるだけ水銀灯に移行をしていって、そうすれば、今防犯灯が区管理が2,252箇所あるんです。膨大な数ですね。ですから、これが水銀灯にかわることによって、多分数も減ることができます。1つの照明が明るく、その範囲がかわってきますから。  そういうことでありますが、なかなか2,252箇所ということですから、これは器具もさることながら、電球そのものも違いますから、相当な経費がかかります。ただ、そういうことでありますから、私どもも逐次年次的に、ひとつかえていきたいというふうには考えておるところであります。  ただ、維持管理は、今と同様に各自治会、区にお願いしていきたいわけですから、いろいろな、現在やっている補助の内容、この辺も再検討する必要があるだろうと。自治会の各区の意向もいろいろ話し合いをしてみたい。また、そんなことで、経費が膨大になることが予想されるわけですから、そういった方向を持ちながら、話が各自治会ともうまくついて、私たちの補助の内容も再検討をした上で、年次的に順次やりかえる方向で検討してみたいと。そういうことによって、明るい市街地ができていくんではないか、こんなふうに思っております。  以上です。 154 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 155 ◯8番(安斎定男) まあ4点につきましてお答えをいただいたわけでありますが、緊急の通報をしやすい地域体制づくりというのは、青少年を守る家等、いろいろ各地域の方々に御協力いただいて、ステッカー等を張ってやっているところでありますが、これがどういうような効果を、これから功を奏するのか、ぜひそれらについても力を入れていただきたいんですが、1つはこの3点目等の公共施設の死角の点検等にもかかわるわけでありますが、公園とか公共施設の近隣の方々に、そこで何が行われているかということも、情報的につかんでいただけるような協力体制も必要ではないかなと。  実は、私も朝散歩するわけでありますが、近くの方々に、公園等に行きますと、いっぱいいるんです。朝6時ぐらいからいますよ。煮炊きしているんですね。そんな方もいるんですけれども、その方々のことで聞くんですが、特に何もしてませんから問題はないと思うんですがね、ということは言います。ただただ、そういうふうにつかんでくれればいいんですね。どういうことを日常的にやられているのか、そこへ行っちゃまずいとは言えませんから。そういう協力体制を、やっぱりつかんでいただくことも必要ではないかと。  先ほど言った公共施設の死角点検で、これから「安全・安心まちづくり推進要綱」というか、それをつくる中でそういうことをやるんでしょうけれども、そういうことをやっているんだということを、全町民の方々にもやっぱり知らせることが、犯罪の温床を絶つということだと思うんです。  もう一つ、2番目の啓蒙活動のところでは、ひったくりが最近ふえていますよという看板を立てることが、皆さんに認識を新たにすると。警察の方の地域安全活動を進めるに当たってという、「まず」という中には、私たちの身近でどのような犯罪が発生しているのかを、関心を持つことだということをかなり強調しているんです。最近、竹原で空き巣が多いですよとか、納米里で窃盗が多いですよとか、そういう情報は啓蒙するに当たってやっぱり大きく流すべきではないかと。長泉町は安心な町だとみんな思っているんですね。もちろんそれでいいと思うんですが、でも現実に起こっていることをもっと大きくPRするべきだなと。そのことによって、みずからの防衛意識を働かすということが、大事だろうというふうに思うんです。そういう面では、今の1点目の部分と3点目の部分、2点目も啓蒙活動を含めてですが、ぜひお願いをしたいなと。  4点目の防犯灯の問題につきましては、実は経費の大変要ることでありまして、前々から政策提言等の中で、私自身も、実は三島市がやったという中で、もう既に六、七年以上も前になるんですが、防犯灯が2分の1に減っているんです。もちろんそうでなければいけないんですが、非常に明るいわけです。大変な経費が要しましたけれども、今非常に明るくて健全な夜道になっています。ということもありますので、ぜひ年次的にそういうことの計画をやっていただきたい。そのためには、先ほど言ったような補助金の負担の見直しについては、十分その区長会の中で練っていただいて、負担が余りふえないような中での、これからの改善策をお願いをしたいということでありますが、いかがでございましょうか。 156 ◯議長遠藤日出夫) 参事。 157 ◯参事・総務課長(杉山僖沃) お答えいたします。  啓蒙活動でございますが、この犯罪については、皆さんもよく見かけると思いますが、下土狩の派出所から回覧でいろいろこういった情報が回ります。あれは各区へ、回覧で回っているはずです。なかなか回覧を見ないといえばそれまででありますけれども、当然今、安斎議員さんがおっしゃるとおり、それが1つの大きな警告になりますから、先ほどお答え申し上げましたように、いろいろな場、いろいろな方法、広報もその1つの重要なあれでありますけれども、そういった住民に対する啓発活動というのは、今後大いに進めてまいりたいというふうに思います。  あと、公園等の管理について、都市整備課が、以前より何回かお話をした場があったと思いますが、いろいろ御嶽堂公園等にもそういった方々たちがいるということで、いろいろ情報等は把握をしておるところでありますが、なかなかその排除というのは難しいのが現状であります。今後も引き続きそういった公園の管理担当が、十分その辺には配慮して、まさに住民の、近隣の方々たちからも当然そういう情報はいただいていると思いますんで、そんなものを参考にしながら管理を再度改めて徹底してまいりたいというふうに思っております。  いずれにしても、そういった状況でありますから、各役場の課が、いろいろ部署がありますが、そういうところで一度一体となって、その辺の死角の点検、こんなことを新年度になったらやってみたいというふうに考えております。  以上です。 158 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 159 ◯8番(安斎定男) 啓蒙活動による地域住民の協力というのが、非常に大きいなと思ったのは、1つは自分の町内で、車をピックのようなやつで刺して、相当パンクをさせられた事実がありまして、ところがそれを夜やるんでわからないんですが、そういう事情が起きて警察が来まして、そして調べる中で、皆さんそういうことで回覧をしてほしいと。回覧をしたらピタッととまるんです。それは半年ぐらいとまって、また最近やられ出しているようですけれども。だから、皆さんがそういう関心を持ったりすることによって、そういう犯罪というのは、温床がなくなるというふうに思いますので、ぜひそういうことをお願いしたい。  それでは、最後に体育振興による元気なまちづくりということで質問をしてまいります。  少子・高齢化の時代に入りまして、年齢構成のピラミッドの体形が崩れました。それに対応した自治体の運営というのが迫られるわけであります。  昨年の12月に発表されました人口統計を見ますと、我が長泉町における年齢構成の割合が、生産年齢人口と言われる15歳から64歳が71%あるわけでありまして、これは74市町の中では非常に上位にあるんです。非常にいい方なんです。2番目に位置しておりまして、また老齢人口と言われる65歳が、逆に13.3%と下位よりも4番目ということで、人口構成から見た長泉町というのは、非常に比較的若い活気のある町であるということがわかるわけであります。  また、その中で20歳から50歳までの方の運動活動能力の高い比率が45から47%ありまして、他の市町の平均が約43から45なんです。約二、三%高いんです。これも、やはり若い非常に活気のある長泉ということで、見逃せないものと思います。  さて、本年は、実は町政40周年を迎えるわけでありまして、非常に円熟をする町政の年代に入ったわけであります。この40年を振り返ってみますと、昭和20年代、30年代の農業の町から産業の町へ、また若い勤労者の世帯が町の存住となりまして、特にスポーツの盛んな町として元気な町を形成してきたような気がします。その結果が県のスポーツ祭等で、町村の部で総合優勝の26回という輝かしい歴史があるわけであります。  これらをもとにした総合運動場の必要性が出まして、昭和60年代から総合運動場の建設に向けた行政対応をやってきたわけでありますけれども、先ほども質問が出ましたけれども、昨年の12月におきまして、総合運動場の計画変更が打ち出されまして、スポーツ団体等におきましても、非常に肩を落とした方もおられるわけでありますが、また新たな運動場整備について、静岡銀行のグラウンドを初めとして、これから種々整備をしていく方針が打ち出されまして、不足する運動場の競技施設も引き続いて整備計画をするという、これらについて期待を今しているところであると思います。しかしながら、当町も例外にあらず、スポーツ人口の減少を初めとして、スポーツの組織力の低下が認識せざるを得ないところに来ておるわけであります。施設の充実というのに力を入れていただいているのに対しましては、感謝をするわけでありますけれども、町民のスポーツ向上意欲、いわゆるやる気を向上させる施策に、行政としてぜひ手助けを願いたいところであるわけであります。  そこで、町長に実はお尋ねをするわけでありますが、その町長の政治姿勢として、活力あるまちづくりの第1歩として、スポーツ振興の活性化に御尽力される力強い政治姿勢を1度お聞かせ願いたい。その後、また各施策についての質問については、申し上げたいというふうに思います。 160 ◯議長遠藤日出夫) 町長。 161 ◯町長(柏木忠夫) ただいまのご質問にお答えさせてだきます。  長泉町は全くおっしゃるとおり、スポーツによって活性化され、地域のコミュニティ活動が盛り上がってきたと申し上げても過言ではないと思っております。お話しのように、県スポーツ祭総合優勝26回という輝かしい歴史を持っておるわけでございます。特に野球、サッカー等、プロスポーツでも活躍するなどすばらしい選手も輩出してまいりました。そして、近年の余暇時間の増加、あるいは健康問題への関心の高まりなどから、町民の皆さんのスポーツ、レクリエーションに対する期待も大変高まってきております。そこで、町としましても、さらなるスポーツ活動の普及に取り組み、町民一人一人が生涯にわたりスポーツ活動が楽しめるように、「いつでも・どこでも・身近に」を目標に、年齢や体力に合った各種スポーツ事業の実施、指導者の養成、スポーツ団体の育成など、振興方策を展開してまいりました。  そんな状況の中で、さらに活性化することを願い、施設の充実に取り組みましたが、御承知のとおりいろいろの事情で総合運動公園計画の変更も余儀なくされたわけでございます。幸い竹原地区に相当規模の土地を取得すること等々があります。市街地の中にそれなりの施設の整備をする運びとなりました。今後も、桃沢グラウンドの再整備や体育館の建設など課題を持っておりますが、私としてもできる限り積極的な対応を考えてまいりたいと思います。  こんな考え方の中ではありますが、最近少し心配事があるわけでございます。といいますのは、子供や中高年者は大変スポーツに関心をお持ちのことは事実でございますが、青年層のスポーツ人口が減少している状況にあるように思っております。若者の持つ関心が、別へ移行してきているのではないか、スポーツは決して楽しいだけではなく、苦しいこともあり、これを避ける傾向にあるのではないかということでございます。  私は、スポーツは現代人の生活に不可欠というぐあいに考えております。活力ある町は、そんな若者の活動の中から生まれてくるものであると考えております。そんな思いを持って、施設整備やスポーツ団体の育成等、もろもろの体育振興等を大いに講じてまいる所存でございます。多くのスポーツ関係者の御協力も不可欠でありますので、これを大いに期待させていただきたいと考えております。よろしく御協力のほどをお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 162 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 163 ◯8番(安斎定男) 町長のスポーツに対する政治姿勢がよく理解できまして、これからもスポーツにかかわるいろいろな協力体制やらまた行政施策について、これから力を入れていただきたいというふうに思うわけでありますが、その中に、実はその心配事の話がございました。その心配事も、実は私も持っているんで、今回この質問をしているわけでありますが、青年層のスポーツ人口の減少と私も申しました。これを上げる方法を考えないといかんなということであります。で、今から申し上げます。  そこで、まずその対策といたしまして、競技をやってもらわないといけないということが、スポーツ向上に関しては絶対条件であります。そのスポーツをやっていただくような場づくりを考えていかなきゃいけないということであります。今年度は先ほど申し上げましたように40周年の機であります。この機をバネといたしまして、まず各種競技団体の冠大会の奨励をしてほしいということであります。30周年のときには、いろいろな諸事業の冠大会を体育関係で行いました。このように、今回の40周年の中に、競技団体がみずから企画をしてやることについては、決していとわないわけであります。それを、町の方の御支援としてぜひやっていただきたい。町のスポーツ祭等の新規計画ということであります。今年度なければ、これを機にして来年度以降にまた行うということであります。  2点目は、生涯スポーツの普及ということの中で、軽スポーツの施設充実、簡単な軽スポーツの、1町民1スポーツと言われる中に、マレットゴルフ場が長泉町はありません。友好都市であります青木村には山合いを利用したマレットゴルフがあります。マレットゴルフ場の建設も、今後考えていただきたい。  3点目、スポーツを実施して、それを町の功労を得たという方に関しての功労賞と言うと大げさになります。奨励賞でもいいです。奨励賞を町民体育大会等の中で表彰する制度をつくったらどうだということであります。  この3点について、御提案申し上げたい。 164 ◯議長遠藤日出夫) 体育振興課長。 165 ◯体育振興課長(柳沢尚志) それでは、御質問にお答えいたします。  町の各競技団体の冠大会の設置についてでございますけれども、町政40周年を迎えるに当たりまして、現在体育協会では18団体が加盟をさせていただいておりまして、毎年おのおの大会を開催させていただいておるところでございます。御提案の冠大会の予定につきましては、現在まだ来ておりません。今後、各競技団体等実施する競技大会について、冠大会にしていくかどうか、体育協会と協議を重ねながら考えていきたいなと考えております。  続きまして、2番目の生涯1人1スポーツ普及ということで、施設の充実をということで、今マレットゴルフ場ということで、御提案いただいたわけでございますけれども、現在、うちの長泉町では、子供から大人まで気楽に実施できるスポーツということで、いろいろ新しいニュースポーツも取り入れながら実施しているわけでございますけれども、今グラウンドゴルフやゲートボールというのを推進しております。  また、新しいスポーツといたしましては、ソフトミニバレーボール、ペタンクとかペターボード、ミニテニスというように、新しいスポーツを普及しながら、体育指導員を中心といたしまして普及をしているところでございまして、これらで普及しながら、住民の方々が1人1スポーツを体験していただきながら、楽しい生活をしていただくということで実施をしております。  施設の充実ということでございます。うちの方でも、ミニ運動場というかフットサル場等非常に今好評で、先ほど安斎議員が言われましたとおり、若者が低下しているということでございますけれども、非常に若い人たちあるいは外人の方も来たりとか、女性の方のフットサルも来ておったり、子供たちもそこでサッカーをしたりということでやっておりまして、施設の方も使っていただきまして、交流をしているんではないかということで、現在1人1スポーツということで、普及を励んでいるところでございます。  3番目のスポーツ功労賞の制定についてということでございますけれども、現在、来年度町政40周年ということになるわけでございますけれども、町の方で町政の功労者表彰というものを5年ごとに行っております。その部門の中で、自治功労、教育功労、体育振興功労、産業功労、民生福祉功労、保健衛生功労、消防功労ということで、7部門の功労をしておりまして、その1つの部門として体育振興というものをやらせていただいておりまして、一応こういうので表彰をしていったと。  また、18歳以下の児童・生徒につきましては、毎年青少年の健全育成大会におきまして、文化部門等を含めまして、優秀な成績をおさめた方々に表彰させていただいております。  また、先ほど議員御提案いただきました体育大会にということで、現在も体協の表彰制度ということで、体育大会のときに表彰ということで、永年表彰とかあるいは国体の方に出場していただいた方等の表彰等を体協の方でさせていただいたということで、こういう表彰の方をさせていただいておりまして、これらの表彰を活用いたしまして、スポーツの普及をより一層図っていきたいと考えております。  以上でございます。 166 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 167 ◯8番(安斎定男) 3点にわたりまして御答弁いただいたわけでありますけれども、最初の冠大会の話でありますが、まだ来ておりませんといって、これからの事業の計画を各競技団体が提出する、いわゆる補助団体としての計画を出すのはこれからでありますから、もちろんこれから出てくると思います。出てくるものに対して、やはり町政40周年、そういうものを機にした冠において、何らかの形での行政的な支援を行うということについては、ぜひ体育協会との相談をして、体育協会も嫌だと言わないと思うんですね、奨励するわけですから。その辺は重々御意見を聞いていただいて、そして大いに支援をしていただきたいというふうに思います。  マレットゴルフの話は都市整備課長の方で、前社会教育委員会の方から要望書が出まして、場所はやはり山合いの中がいいだろうと、そして少年自然の家道路の上を、これからいわゆる水と緑の杜の間をやっていただきたいということから要望を出していると思います。等々あわせもって、できたらマレットゴルフを今後とも整備する方向でお願いをしたいと。  3点目のスポーツ功労賞については、7部門の1つとして5年に1回やっていることを承知しております。青少年健全育成においてもやっていることは承知しております。ただ、5年といいますと、その面では年月が風化しちゃうわけでありまして、その都度その都度における奨励賞的なものを体育協会において、もう一度その年において、やっぱり皆さんの前で表彰してあげようということを、各競技団体から、例えば1人ずつ出すとか、規定を設けるとかいうようなことを体育協会とぜひ協議をして制定をしていただきたいということについてのお尋ねをします。 168 ◯議長遠藤日出夫) 都市整備課長。 169 ◯都市整備課長(杉山夏男) それでは、マレットゴルフの以前の提案の件でございますけれども、御質問者のお話がありましたように、大分前にいただきました。私もマレットの方はよくわかりませんけれども、ゴルフ場というのは聞いてわかりましたんで興味を示し、何かいいものかなということで、いろいろ検討させていただきました。  ただ、現実、皆さんも御存じだと思いますけれども、現地が非常に桃沢河川という1級河川を中心にしまして、狭い谷合いで縦断勾配がかなりございます。それから、今申し上げましたように、横断的にも狭い、勾配があるという状況で、ちょっと勾配的にもきつ過ぎるかなというのが現実にございます。それから、その中でも一番平坦に近いところが少年自然の家で占められておりまして、その中でも一番できそうな場所が、既に利用がされているというような状況もありまして、地形的にちょっと難しい部分が現実にはございます。  まあ、これは先ほどそういう地形の面からと、もう一つは県の方で御存じのように、先ほど1級河川ということで申し上げましたが、特定砂防整備事業ということで、川のセンターから30メーター範囲、両サイドで60メーターになりますが、いろいろと規制もございます。そういう中で、県の意見も聞き、また今水と緑の杜公園、設計にも入っておりまして、コンサルの方にも専門的な分野で検討していただきました。  いずれにしましても、現地が非常に自然が残っているというところでございまして、ある程度の面積が必要に、平らな部分が必要になります。そういうゴルフ場をつくるについては、踏圧に強い林種の植生が必要になるという部分もございます。そういう専門的な分野、それから地形等々の中で、水と緑の杜公園の中には、マレットゴルフは残念ながら組み入れていけないという状況です。  また、私も先週の日曜日ですか、植生の改正ということで、林植を自然の林というところで、今変えております。確かに現実に中に入ってみまして、木を植えるにしても簡単に植わるのかと思いましたら、木ばっかりです。石というのは、土のところであれば、例えば1メーター、2メーターの幅で整地したいということであっても、石をかんでいることによって相当な面積を動かさなきゃならなくなってくるというのは、身をもって理解したというか、感じました。  いろいろ申し上げましたですが、いずれにしましても、残念ですけれども、マレットゴルフの設計は組み入れるには不的確かなという判断をさせてもらいました。今後については、またそれなりに合うようなもので考えていくようになろうかと思いますけれども、そういう結論ですのでよろしく御理解をいただきたいと思います。  以上です。 170 ◯議長遠藤日出夫) 体育振興課長。 171 ◯体育振興課長(柳沢尚志) スポーツ功労賞の関係でございますけれども、先ほどちょっと説明させていただいたんですけれども、体育協会の方で表彰規定というのがございまして、永年勤続、永年功労ということで、4期8年以上にわたる方に勲功賞、それで他の模範となるにふさわしい者にということで、有功賞ということで、これは国体出場等の方々ということでこういうのがございまして、体育大会の折に合わせまして表彰の方をさせていただいているという形になっております。  以上でございます。 172 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 173 ◯8番(安斎定男) マレットゴルフ、確かに地形の問題等ありますので、何とも私も言えないんですけれども、将来的にわたってあの場所、もしくは下の方の、もうちょっと少年自然の下の方の、新しいこれから開発されるような部分の中で適用ができるところ、もしくは下の方に置いたときにその場所でもやれるというようなところを、1度また模索をしていただきたい。  それと、表彰規定の中のものは、これから新しく平成12年の4月から機構が変わるわけでありますから、その機構の中で、今現在体育協会事務局と体育協会とあとは行政の新しくできるスポーツ振興センターになりますか、これらの関係があろうと思います。これらのところを十分連携を密にしていただいて、これもまた教育長の方からその辺を十分見ていただきまして、体育協会等の活用を十分図ってもらえば、決して行政の方でやらなくても、スポーツ奨励賞については適用ができるんではないかと思いますので、ぜひご検討をお願いをしたいというように思います。  それでは、スポーツ関係の中の3点目に入るんですが、順序を逆にしまして、実は本年度の事業予算に入っている静岡県の都市対抗駅伝大会への参加に対する町の支援についてお伺いをするところであります。  各競技団体において、都市対抗の競技というのは、実際数多くやられているわけでありますが、今回都市対等駅伝というのは第1回大会で、東海道400年祭ということで銘を打ちまして、平成12年の11月23日に静岡市、清水市の周辺を42.195キロを走ると。10区間走るということで、小学生1名、中学校生2名、高校生2名、一般男女5名が市町村の部の対抗として争うものだということが出ておるわけであります。これに長泉町もゼッケンをつけまして走るものというふうに今思っているわけでありますが、元気あるスポーツの町という象徴、先ほど町長もスポーツに関しては支持、支援を申し述べられましたので、象徴するものと考えるわけであります。  ぜひその御支援について、これから質問するわけでありますが、この中のまず1つとして、東海道400年祭の記念の静岡県市町村対抗駅伝大会、競走大会の大会の趣旨に基づいて、静岡県を挙げて実施されるわけでありますが、長泉町としての対応について、まず1点。  また、派遣選手合計20名おるわけでありますが、10区間10名、選手ほか30名が出るわけでありますが、今年初めての大会でありまして、費用という面で大変苦労しているという状況にあるようであります。長泉町はどのように予算化をしていくのか。  次に、毎年これは継続されるであろうということであります。それについて、これから毎年経費が必要となるわけでありますが、これらのものをどのように考えておられるのか。  次に、今回SBSが後援事業としてやるわけでありますが、全町民に対しまして、関心を持たせるということで、町民に対してのPRをどういうふうに考えておられるのか。  それで、5点目として、今回、小学校、中学校、高校という形で入るわけでありますが、各学校への協力要請について、どのように考えておられるのかということであります。  以上5点についてお尋ねをしたいと思います。 174 ◯議長遠藤日出夫) 体育振興課長。 175 ◯体育振興課長(柳沢尚志) それでは、御質問にお答えいたします。  昨年末に、ただいま安斎議員の御説明のとおり、プレ東海道400年祭第1回静岡県市町村対抗駅伝競走大会という要綱が定められまして、今年に入りまして町と体協とどういう形で参加に向けていったらいいかということで協議をしてきました。  対象の内容でございますけれども、参加者が、区分の方が、小学校から40歳以上の大人までということで、各年代にわたりまして入っております。こういうことで、体育協会、競走でございますので、陸協という、陸上競技協会というのがございますんで、そちらを中心にしていただきまして、実行委員会というのを組織して、どういう選手がいるかということから洗い出しからしていかなきゃいけないんじゃないかということで、実行委員会24名を選定いたしまして、今組織をいたしまして、行っております。内容的には、今言いました優秀選手の情報の交換、選手の選考方法等を検討しているところでございます。  以上が取り組みということでございます。  2番目に、予算化についてということで、当初この市町村対抗ということでございますので、各市町村の代表ということで、どこまで市町村がお金を出してやっていったらいいのかと。最低線というか決めをつくっていかないと、派手になっているとかいろいろ問題が出てくるということで、そこら辺の趣旨の説明がございました。走るときのランニングウエアというかランニングシャツとパンツ、あと開会式と閉会式がございますので、そこら辺の服装。あとそちらへ、会場に行く旅費というか費用というのを最低市町村の方で、ということが基本的な考え方というので、予算の方、そこらが条件というか各市町村申し合わせという考え方で基礎をつくってございます。  一応、そこらで、今回12年度予算の方で、体育協会の方に補助金という形で70万円計上させていただいておりまして、ランニングウエアの上下、パンツとシャツと、これらの選手が10区間でございますと、選手が10名、補欠という方が8名、選手が18名。それとランニングの上下というのが18組みという形になると思います。それと監督が1名、コーチが1名ということで、全員で20名という、先ほど議員さんがおっしゃったとおりの20名という形になるんですけれども。今度服というかトレーニングウエアというんですか、開会式とか閉会式にはそういうので出てという形がございまして、それらが20着と。あとそちらに行く旅費、あるいはその練習日というか現場を見ていただく練習日の交通費というような考え方を基礎にいたしまして、70万円という形で計上の方をさせていただいております。  続きまして、3点目の継続開催ということでございますが、当初昨年の9月ごろ、うちの方に話が、まあ6年前から何か話があったということを聞いておったんですけれども、今回やるに当たりましては、東海道400年祭のプレ大会ということでございまして、そのときにはプレ大会ということで1回きりだという話が初めございました。途中から、ずっと継続していきたいという話がございまして、先ほど要綱が定まったということで、第1回目だということでなってくるということで、それはもう継続的という話で来ているわけなんですけれども、一応継続となりますと、先ほど言いましたランニングシャツとパンツは個人でいいかなと。あとトレーニングウエアについては、貸与というような形でいきたいなということで、次年度の予算については、その半額程度で見積もりしながら、継続する場合はそんな形でいきたいなと。だから、今年度の半額ぐらいの予算で次年度継続しながら貸与、2年なり3年なりという形でいきたいということで継続の方は考えております。  4番目のPR方法でございます。先ほど議員おっしゃいましたとおり、主催の方が静岡新聞社、SBS静岡放送ということで、実況放送もしていくということで、これらのPRはどうしていくかということで、私どもといたしましては、町の広報あるいはケーブルテレビ、インターネット等を通じまして、選手の素顔とかもできればPRできたらいいなということで思いながらおるわけですけれども、当日はテレビの観戦がございますので、皆様から多く見ていただくようにPR活動をいろいろしていきたいなと思っております。  最後に学校の協力体制をということでございますけれども、一番初めに言いましたとおり、24名の実行委員会というのを、今組織をさせていただいております。  それで、この組織でございますけれども、体協を中心に組織をしておりまして、体協の方が陸協を含めて9名、学校関係が5名ということで、学校の方は町内、小中学校の体育の先生をということで5名を来ていただいております。高校が2校ございますので、高校の体育の先生が2名と、たまたま町内に、ことし高校駅伝の県の代表として出ました西高の陸上の監督が在住でおりまして、その方も入っていただくということで、8名の学校の先生方が入っていただいております。あと少年団が2名、学識経験者ということで、今まで御助力いただいておる体協の方々とか東部の陸協の会長とか中長距離のオーソリティーの町内の方がおりますので、そういう方々が4名、あと事務局で1名ということで、24名の組織をさせていただいておりまして、先ほど言いました教育関係の方で、学校の関係は8名の方々に来ていただいておりまして、組織しております。今後、組織の方で選手の選考をしながら、監督あるいはコーチの方を決めながら、選手の選考をしていきながら、今後とも皆様に御支援、御声援をいただきまして、すばらしい大会にしていきたいなと思っておりますので、よろしくどうぞお願いいたします。  以上でございます。 176 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 177 ◯8番(安斎定男) この説明会におきましては、74市町のうちの2町村だけが見えなかったということで、相当参加をするということを言っておられますが、予算については、これは予算に入っておりますから、ここでどうだということは言いません。これから付託をされた委員会の中で、またいろいろな話が出てくると思います。PRについても、これは駅伝等を見ますと、上位に入らないとテレビに映りませんもんね。真ん中以下じゃ全然わかりませんから、高校駅伝なんかほとんど、静岡県代表はどこを走っているんだろうというようなことでよくわかりませんので、ぜひそんなことは、出るならば上位に入れるぐらいにやってもらえるような支援をしていかないといけないんではないかと思いますし、何せ初めての今回の大会でありますし、ぜひ情報等の中でPRをしてやっていただきたいと思います。  それで一番最後なんですが、国体開催に向けた協力体制について質問をいたしますが、平成12年度の機構改革によりまして、国体準備室から推進室に模様がえをすることが決定をしております。平成15年の開催に向けて体制を整えるわけでありますけれども、開催場所、先ほどの運動公園の話じゃありませんが、非常に二転三転をした関係で、地域対策について準備もおくれているんではないかと思います。こんな中で、平成12年、13年、そして14年のプレ国体、平成15年の国体に向けた推進体制と、体育協会含めた地域協力体制への内容について最後にお尋ねをします。 178 ◯議長遠藤日出夫) 体育振興課長。
    179 ◯体育振興課長(柳沢尚志) 御質問にお答えいたします。  国体開催に向けまして、協力体制ということでございますけれども、「NEW!!わかふじ国体」ということで、ホッケーの競技の会場ということで、現在総務、広報、競技、宿泊衛生、施設、輸送交通の6つの専門委員会を設置いたしまして、各委員には体育協会、町内各種団体、役場職員に充て職としてお願いしているところでございます。  平成11年には国体の会場の変更等がございまして、十分な活動ができませんでした。平成12年7月に、文部省と日本体育協会の現地視察がございまして、ここで平成15年の静岡国体開催の正式決定をいただく予定になっております。  それに伴いまして、国体開催基準に基づきまして、準備委員会から実行委員会へ組織変更を行います。その後各専門委員会を開催いたしまして、準備をしていきたいと考えております。そして、専門委員会において具体的に活動内容、人員配置の検討をお願いし、平成14年度のリハーサル大会、15年度の国民体育大会において会場の装飾、開会式、閉会式の運営、大会の記録など幅広い分野で活動をしていただきたいと計画しております。  続きまして、地域住民の皆様方の参加につきまして、御説明させていただきます。  国民体育大会では選手団、競技団体はもちろんのこと、地域住民の積極的参加なくしては大会を盛り上げ、成功に導くことはできないと考えております。そのために、いろいろな形で参加いただきたいと思っております。  具体的には大会を盛り上げるための応援、式典の集団演技、会場等の音楽での参加、炬火リレーの走者としての参加、国体会場を飾るプランターの栽培などがございます。そのほかにも、長泉町では宿泊施設が不足しており、選手の民泊を検討しております。このようなことで、町民の皆様の御協力をいただきたいと思っております。  以上でございます。 180 ◯議長遠藤日出夫) 8番。 181 ◯8番(安斎定男) 国体の方も、これから新しい体制ができて、スタートするということでございます。ぜひそつのないこれからの体制づくりにお願いをしまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。   ──────────────────────────────────────── 182 ◯議長遠藤日出夫) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じ散会いたします。  なお、次回の会議日程は21日、午前10時から会議を開き、議事は委員長報告に対する質疑、討論、採決を行う予定であります。  どなた様も御苦労さまでした。                午後 3時35分 散会 Copyright © Nagaizumi Town, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...